2025.07.30

【医学部受験滑り止め】東京理科大学薬学部の都心への移転の影響

【医学部受験専門個別指導塾 東京都世田谷渋谷予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】  無料LINE相談

【医学部受験滑り止め】東京理科大学薬学部の都心への移転の影響

東京理科大学薬学部の都心への移転は、医学部受験志望者にとっても戦略的に重要な意味を持ちます。本記事では、あえて医学部の無い東京理科大学についてのブログをまとめ、その影響を医学部受験との関連から整理してご紹介します。


🏛 薬学部都心移転の全体像

まず初めに東京理科大学薬学部の移転についてご紹介します。

東京→千葉→東京の移転歴史

  • 2003年に神楽坂キャンパス(東京・新宿)から千葉・野田キャンパスへ移転
  • 2025年4月、千葉・野田キャンパスから東京都葛飾区の葛飾キャンパスへ薬学部・薬学研究科が移転
  • 新設された「共創棟」では、工学部・先進工学部と薬学部が同居し、異分野融合を促進する構造設計となっています

⚗ 研究力強化と医学への波及効果

医学と非常に結びつきの強い学部

  • 理科大薬学部は研究開発分野で高い評価を得ており、論文数や特許件数では私立トップクラスとされています
  • 共創棟では医療統計やバイオインフォマティクス、統計学などの教育も増加し、医学研究的視点にも触れられるカリキュラムが整備されています
  • 医学部がない理科大ではありますが、工学・薬学との連携により医学分野へのキャリア形成の可能性が広がる構造ができつつあります。

🎯 医学部受験生への影響

1. 薬学部では珍しく数Ⅲ必須で医学部受験生が併願しやすい

  • 薬学部では数学Ⅲや生命情報学、統計学を入試や教育に含めており、これは医療系・医学部受験にも対応可能な応用力を養う土台になります
  • 他の薬学部は数Ⅲを導入していないところが多くなっています。偏差値の高い慶應薬学部も数Ⅱまでとなっているため医学部志望の受験生はライバルが少なくなり併願しやすいシステムになっています
  • 偏差値は慶應ブランドに押され理科大のほうが低くなっていますが慶應は他大を近年吸収合併してできた新しい学部なので理科大のほうが研究や就職も強くこちらを優先する人もいます。

2. 立地の向上によって理科大薬学部の併願選択肢が広がる

都心回帰で偏差値は向上見込み

  • キャンパスの都心移転による志願者増加が予想され、薬学部での競争激化が見込まれています。
  • 最低でも1.2倍は上昇し、それ以上も見込まれます。
  • ただし医学部受験生にとっては気にならない上昇幅でしょう。

理科大薬学部の併願は医学部受験のリスクヘッジとして有効

  • 医学部志望者にとっては、理科大薬学の併願はリスク管理にもなりますし、かねてから医療系志望者の滑り止め校として位置づけられてきました。
  • 理科大薬学部は医学部の滑り止めとして広く受け入れられており実際に入学する人も少なくありません。
  • これまでは千葉県野田市という立地の悪さが影響し、首都圏から通学が難しく入学を辞退する人が多くいました。しかしその問題も東京への移転で障壁にならなくなってきます。
  • 仮に入学せず浪人を選択したとしても理科大薬学部に合格したという自信は確実に次の年の活力になります。

3. 共通テスト利用方式の活用

  • 理科大にはA方式(共通テスト)やC方式(共通テスト+独自試験)の入試方式もあり、国公立医学部との共通テスト併願も戦略的に可能
  • 話題の英語4技能+独自試験の「グローバル方式」もあり、実力勝負で医学部と並行受験も視野に入ります。

📈 医学部受験生へのメリット

ポイント 医学部受験生への影響
都心立地によるアクセス性向上 合格後の通いやすさ、受験しに行きやすさもメリット
異分野融合の研究環境整備 将来的な医療研究職や大学院進学の視野が広がる
実力主義・幅広い入試方式導入 共通テスト利用併願や独自入試との併用が柔軟に可能
数Ⅲ・統計学など高度数学導入 医学部受験の数学対策にもマッチする学力ベース構築

🎓 医学系大学との比較において理科大薬学はどう使える?

  • 薬学部自体は医学部ではありませんが、生物・化学・物理・情報科学を共に学ぶ点で共通基礎が多く、医学部受験の準備と親和性が高いです。
  • また、大学院進学率や研究環境に優れた薬学部で得られるスキルやネットワークは、将来的な研究職や臨床研究職を志す医系志望者にも有益です。

✅ 結論:医学部志望者にとって理科大薬学は戦略的選択肢

  • 都心移転と研究強化によって志願者が増し、合格ハードルが上昇する可能性がある一方で、
  • 数学Ⅲや情報系科目、共通テスト併願枠の活用などで医学部受験対策にも直結可能な学びが得られます。
  • 併願校選択肢としても、研究志向型学生・研究職志望者にとって魅力的なバックアップ校と位置づけられる状況です。

医学部受験生にとって、理科大薬学部の移転は環境面・カリキュラム・入試方式すべてが追い風となるケースも多いでしょう。

医学部受験専門個別指導予備校 医進塾プレメディスタについて

1回60分 体験授業 (無料)

医学部受験専門の体験授業は随時承っております。
対面授業、オンライン授業どちらでも対応可能です。
お電話または下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

お電話によるお問い合わせ

 03-6407-0547

LINEによるお問い合わせ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医学部合格メソッド公開中!