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日本医科大学の二次試験、面接と小論文対策
日本医科大学の二次試験対策として押さえておきたいのは、小論文と面接の二本柱という構成です。面接はさらに「グループ討論」と「個人面接」という二段階で行われる、私立医学部のなかでも特徴的な形式になっています。どんな流れで何を問われるのか、過去の実施状況をもとにまとめました。
二次試験の全体像と面接形式
日本医科大学の二次試験は、小論文と面接で構成されています。面接は一度で終わりではなく、グループ討論と個人面接の2つが行われます。
グループ討論は受験生4〜6人に対して面接官3人という構成で、所要時間は約20〜30分です。個人面接は受験生1人に対して面接官3人、所要時間は約10〜15分です。グループ討論のあと、同じ面接官が個人面接を担当するケースも報告されています。
面接の雰囲気については、受験生からの報告で「和やかだった」「圧迫感はなかった」という声が多く見られます。
出願時に記入する「志望理由書」が面接の起点になる
日本医科大学では、出願時に入学願書の所定欄へ「本学志望の理由及び将来の希望」を自筆で記入します。この志望理由書の内容が、個人面接での質問の出発点になることがあります。
「出願時に書いた志望理由について、改めて教えてください」という形で展開されるケースが実際に報告されており、書いた内容と当日話す内容に矛盾がないよう、自分の言葉で丁寧に整理しておくことが自然と求められる構造です。出願時の控えは手元に残しておくと安心です。
個人面接でよく聞かれるテーマ
個人面接では、医師・大学志望理由を中心に、受験生の人柄や経験を掘り下げる質問が多く見られます。過去に報告されている質問には以下のようなものがあります。
志望理由(大学・医師)、将来の夢や将来の展望、高校で頑張ったこと、長所・短所、得意・不得意教科、調査書の内容、併願校、浪人生活での嬉しかったこと・辛かったこと、最近感動したこと、尊敬する人物、「見ず知らずの他人を助けたことはあるか」といった問いかけも。
また、直前に行われたグループ討論の内容や感想について個人面接で問われるケースもあります。
グループ討論のテーマ傾向
日本医科大学の二次試験対策として特に気になるのがグループ討論です。進行は面接官が担い、はじめに受験生が1人ずつ挙手形式でテーマへの意見を述べ、その後自由討論に移る流れが多いようです。
過去のテーマには、「高額な医薬品に制限を設けるべきか」「高齢者虐待を減らすにはどうすればよいか」「タイムパフォーマンスについて賛成か反対か」「地球温暖化に対して市民・医療関係者それぞれの立場でできること」「無人島で1か月生活するとしたら絶対に必要なものは何か」といった多様なテーマが報告されています。医療系の社会問題だけでなく、身近な話題や抽象的なテーマが登場することもあり、振れ幅の大きさがこの大学の特徴のひとつです。
受験生からは「沈黙になったとき面接官が話題を提案してくれた」「自分の意見に反論されても焦らずに対応できた」という声が寄せられています。
注意点
個人面接と異なり集団での対応となるため、しっかりと発言できるか、その中で協調性が見られるかが大切になってきます。近年ひろ〇きが流行ってからディベートや集団面接で相手を論破して言いくるめようとする風潮が広がっています。この手の試験では自分の意見を通せたかどうかは見られていません。まったくしゃべれない。無駄に論破ようとすることは自分の意見に柔軟性を持たせることが出来ない人間性と感じられてしまうこともあるので十分に注意すること。

小論文は前期と後期で形式が異なります
二次試験の小論文は、前期と後期で形式が違う点に注意が必要です。前期は60分・600字のテーマ型または資料型が中心ですが、後期は試験時間が90分に延長され、文章5〜10枚程度の資料が配布されて読解時間(約25分)が別途設けられるという構成になっています。内容面では著者への手紙形式で感想や意見を書く問いが出たこともあります。「嫌われる勇気」「死とは何か」「外から見た日本の文化」などの書籍からの抜粋が題材になった実績があります。
日本医科大学の二次試験面接対策を考えるうえで大切なのは、グループ討論・個人面接・小論文という三つの要素がそれぞれ異なる力を試しているということです。特にグループ討論では知識の多さよりも、他者の意見を聞きながら自分の考えを落ち着いて伝えられるかが見られているようです。過去の質問傾向を知っておくだけで、当日の会話に余裕が生まれてくるはずです。


