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【共通テスト7割でも医学部合格の可能性について】
国公立医学部への合格は、共通テスト7割でも成し遂げられるのか。7割あれば医学部合格の可能性はあると言われています。しかし、その「可能性」は必ずしも高い確率を指すものではありません。7割あれば医学部以外の学科で旧帝以外を受ける場合には万歳三唱する人もいるかもしれませんが医学部受験においてはそうはいきません。この記事では、医学部合格の可能性や具体的な受験の仕組みについて解説していきます。
一次試験(共通テスト)と二次試験の選抜プロセス
もうご存じの方も多いと思いますが国公立大学の医学部入試は、共通テストと二次試験(個別学力試験+面接・小論文など各大学によって異なる)の2段階の選抜が行われます。共通テストの結果による一次選抜は、志願人数が定員を超えた場合に行われます。志願人数が定員を超えない場合は、志願者全員が二次試験の受験が可能です。
一次試験(共通テスト)と個別学力試験の配点比率
各大学は一次試験(共通テスト)と二次試験(個別学力試験)の配点比率を独自に設定しており、合否判定において重要な役割を果たします。共通テストの得点は大学ごとに科目によって差異が表れないように変更されたうえで、個別学力試験の配点と合わせて合否判定が行われます。ちなみに得点率が7割程度では共通テスト利用での私立合格はかなり厳しいでしょう。
各大学の共通テストの位置づけと特性
各大学によって共通テストの得点比率が異なり、共通テストの得点が合否に与える影響も異なります。共通テストの得点が低い場合でも、個別学力試験が重視される大学では合格の可能性が広がります。
共通テストの得点率が低い場合の対処法
共通テストの得点率が低い場合でも、志望校を再検討したり、個別学力試験で挽回する道もあります。ただし、個別学力試験は共通テストよりも難易度が高いため、それに備えた対策が必要です。
共通テストの得点割合の低い大学を探せ!
上でも述べましたが各大学により共通テストと二次試験の割合は異なります。共通テストでの穴を埋めれる点数を二次でとればいいだけです。ただし割合として少ない大学ほど偏差値は上がる傾向にあります。東京大学や京都大学の共通テスト比率は20%程度で配点としては二次の割合が最も高いですが、そこは日本で一番難しい大学です。足きりもありますし共通テスト失敗したから受けよ~で受けれないことは誰しも理解しているでしょう。出願にコツがあります。
共通テスト配点5割の大学を探せ
ではどうすればいいのか国公立はあきらめるしかないのか。
医学部受験において共通テスト7割は高い点数ではありませんが基礎はしっかり入っていることを示しているので二次で挽回はできます。そこで二次で5割程度の得点割合のある大学を狙いましょう。例えば横浜市立大学、香川大学、札幌医科大学、信州大学 などです。簡単に調べてみましょう。ある程度挽回が見込める大学が見つかったら過去問を解いてみて高得点が見込める大学を絞り込みます。国公立の2次まではまだ時間があるのでまだまだ詰める時間はあります。一発逆転も狙えます。自分の得意分野は頻出か、問題難易度は適切かなどなど精査すれば受かる大学も見つかります。共通テストが終わった今、もう偏差値で国公立の大学は絶対に選ばないでください。偏差値は共通テストを加味したうえで算出された数字です。2次試験の割合が少なければ受かるはずもありません。すべてが無駄になります。先に上げた大学はあくまで例です。2次5割というのも目安でしかありません。実際にプレメディスタの個別で見ている生徒には塾として全ての国公立の中から受かる可能性のある大学の出願まで完璧なアプローチをすることができますがブログとして書くには限界があります。二次配点が低くても問題と得意分野が合致していて逆転が見込めればそちらを進めることもあります。足きりがある場合は各自それもよく調べましょう。
以下リンクに共通テストの二次試験配点を一覧でまとめました。ご参考になれば幸いです。
まとめ 自分と大学の相性を精査
医学部入試は共通テストの得点率だけでなく、各大学の特性や個別学力試験の重要性を理解し、戦略的な志望校選びを行うことが重要です。共通テストの得点が低くても、二次試験での挽回が可能な大学を見極めることが必要なのです。