2024.04.24

【医学部再受験】東京医科大学で新たな学士選抜の導入【医学部推薦入試】

2025年度入学者選抜において、東京医科大学が新たに導入する入試区分についてご紹介します。

東京医科大学で新たな学士選抜の導入

東京医科大学は、学士選抜を新たに導入します。この選抜は、4年制または6年制の大学を卒業し、医師としての将来に強い意志を持つ入学者を対象としています。募集人員は2名以内であり、募集人員に満たない場合は一般選抜において募集されます。入試日は学校推薦型選抜と同じ日に実施されます。

出願要件

出願資格は、日本国内の4年制または6年制大学を2024年3月までに卒業した者又は2025年3月卒業見込みの者です。卒業(見込み)証明書ならびに成績証明書の提出が必要です。

選抜方法

選抜方法は、基礎学力検査(数学、物理、化学、生物)、小論文(日本語と英語の課題各1題)、面接(個人面接)、書類審査の4段階です。

奨学金

入学者には、初年度授業料2,900,000円が免除されます。

学士選抜の導入により、医学部志望者はより多様なバックグラウンドを持つ学生が集まり、幅広い視野を持った医療に貢献できる人材が育成されることが期待されます。

また、東京医科大学では学士選抜に加えて、推薦(英語検定試験利用推薦)も新たに導入される予定です。この推薦も基礎学力検査、小論文、面接、書類審査が行われ、入学後には特別なコースを受講することが義務付けられます。

東京医科大学の受験者差別も終焉へ

東京医科大学は、再受験生にも新たな選抜の機会を提供することで、医学部への道を広げています。これにより、より多くの志願者が医学の道に進むことができ、医療の未来に貢献することが期待されます。新学長も入試における差別を根絶させる意向を示しています。今回の合格枠は2名と少数ですがこういった入試形式が作成されたこと自体に大きな意味があるでしょう。もともと多くの大学で行われていたであろう医学部受験生の年齢、性差別問題で矢面に立たされた東京医科大学ですがその反動を受け今は最も高齢受験生や女子受験生に寛容と言える医学部に変貌を遂げています。18年の報道から5年以上が経過し形式上だけでなく今後大学内部でも多浪、再受験、女子に対する偏見や差異が減っていくことを考えると入学後もそういった学生たちは過ごしやすい大学となるでしょう。一方で現役男子は煽りを受ける形で入学難易度が上昇しました。しかし公平性を考えれば当然の結果とも言えます。

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