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本日は【医学部再受験】現実と挑戦:年齢の壁はあるのかについて解説をしてきます。
是非ご一読いただけると幸いです。
30代以上の医学部再受験生の現実と挑戦:どう立ち向かうべきか?
高度な勉強についていく必要がある
医者としての道を目指すためには、高度な医学知識を持ち、患者さんに適切な治療を迅速に提供する能力が求められます。医学部では、記憶力・理解力・判断力が高い学生を求められ、偏差値60以上のスコアを全科目で獲得する必要があります。しかしながら、医学部の入学定員は限られており、合格率も極めて低い部類に入ります。
その中で、30代以上の医学部再受験生は年齢的なディスアドバンテージを抱えています。記憶力や理解力・判断力が低下し、問題解決のスピードも鈍化することが一般的です。このような厳しい状況下での医学部再受験は、確かにいばらの道と言えるでしょう。
大学側は高年齢の再受験者を嫌う
さらに、医学部再受験生にとっては学力だけでなく、大学側からの不寛容さも乗り越えなければなりません。過去に発覚した医学部不正入試事件では、高齢の再受験生に対して不当な措置がとられていたことが明らかになりました。したがって、医学部再受験生にとっては、学力の壁だけでなく、このような不寛容さも克服しなければなりません。
しかし、現在は文部科学省が再受験生に対する不正を監視しており、不正が行われる可能性は低いと考えられます。それでも、再び不正が行われる可能性を考える必要があるため、慎重な準備が必要です。差別がない大学をよく調べる必要があるでしょう。
文科省が再受験生への不正監視強化以降に受け入れを開始した大学は要注意
まず昨今の問題で再受験者にとっては合格できる大学が増え喜ばしい事態であることは間違いありません。医学部受験に関しては本当にどこでもいい、といっても受かるとは限りません。いわゆるFランが存在しないのです。一番下と言われる大学でもMARCHに入るより難しいくらいのレベルなので再受験者は大学なんて選んでいられないと思う人も多いと思います。
急に再受験生を受け入れた医学部に行くとどうなるか
以前も書きましたが大学側に受け入れ態勢が整っていない可能性があります。高齢な学生の対応に慣れておらずうまく日々の学習指導のみならず進路や実習を含めた就学を十分にサポートできない可能性があります。またそういった事務的な問題はある程度解消できても直近まで再受験を受け入れていなかったということは同級生や先輩、OBなどが自分より圧倒的に若く必要以上に浮いてしまうことがあるのです。再受験に寛容であった大学ならば再受験経験者でのつながりや同級生にはあまり同じ境遇の人がいなくともどこかでつながれる可能性があります。しかし不寛容の歴史があった大学ではその関係性は皆無。ジェネレーションギャップという言葉があるように世代の差は残酷な現実として現れます。自分がどこまで許容できるのか。よく理解しましょう。仮に自分は全く気にならないと思っていても周りが気にしているかもしれません。
年齢の壁を乗り越えて:学生生活での挑戦
上記のように様々な難点はありますが、毎年再受験を乗り越えて医師になる人は大勢います。具体的にどんなことをして大学生活を楽しく送るのでしょうか。
同期とのコミュニケーションを円滑にする:敬語の壁
同期とのコミュニケーションを円滑にするために、敬語の壁を打ち破る努力が必要だったりします。年上なんだから敬語を使え!なんて態度で決して臨まないように。みんなに嫌われます。年齢を意識せず、同じ学年として関係を築くことを目指し、時にはタメ口を使うことで距離を縮めましょう。勉強しに行くんだから大学に友達なんていらない!という人がたまにいますが大学では確実に困ります。特に医学部は勉強量が多量なので試験の過去問、過去レポート、各授業の課題の過去問などなど、友達を通じてしか手に入らない超重要書類が手に入らないのです。年が上になればなるほどサークルなどには入りづらいでしょう。しかし過去問などはサークル内で出回るので自分に回ってこないのです。しかし同級生に友達が作れればおこぼれに授かれます。友達は作るべきでしょう。またあなたは医者になるのですからどんな人ともうまく付き合っていけなければ医者になってから苦労します。将来いろいろな患者と接するようにできるための訓練だと思い友達作りくらい頑張りましょう。
コミュニケーションツールの活用
学部全体の情報共有やコミュニケーションを図るためにはlineなどは欠かせません。いつまでもEメールが限界なんて言ってられません。講義や試験情報の共有はもちろん、同期との交流もlineを通じて行います。またインスタでのDMなどでのやり取りも多く、今まで使ったことのないツールに対応しなければならないかもしれません。さすがにTikTokでいかしたダンスを披露する必要はないかもしれませんがインスタTwitter(X)くらいはおじ構文を駆使しながらも引かれない程度にSNSは使いましょう。
同期との関係構築
実習やグループワークを通じて、他の学生との関係を深めることができます。年齢差を感じさせないようなコミュニケーションを心がけ同期との絆を築きましょう。若い人に気を使うなといっても一回り二回りも違えば無理というものです。自ら歩み寄りましょう。
ここまで医学部合格後の悩みを考えましたがその前の関門。再受験生の医学部受験についても触れていきます
医学部予備校の利用
医学部再受験生にとって、効率的な勉強方法を見つけることが重要です。医学部予備校では、医学部受験に特化した指導を受けることができます。個別指導や少人数制の授業を活用し、自分の弱点を克服するための対策を立てることができます。再受験生はそもそも勉強から遠ざかっています。脳細胞が加齢でどうこう以前に毎日勉強に触れている高校生にくらべたらとてつもないディスアドバンテージになります。一人で宅浪などは避けましょう。
医学部再受験の選択肢
医学部再受験を考える際には、志望校選びも重要です。国公立大学では再受験生に対する寛容な姿勢が見られることがありますが、私立大学ではハードルが高い場合があります。(大学によります。国立でも地方は再受験を嫌ったり私立でも再受験に寛容なところはあります。よく調べましょう。また医専では実際に予備校の卒業生からまわりの年齢層を聞いてもらい再受験がどれくらいいそうかという生の情報を仕入れることができます。こういった点も再受験生が医専予備校に行った方がいい理由の一つです)また、年齢に関係なく再受験生が合格する大学もありますので、選択肢を広げて検討することが大切です。
医学部再受験は決して簡単な道ではありませんが、慎重な準備と努力を積み重ねれば克服可能です。再受験生としての道のりを少しでも支援できれば幸いです。
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