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【医学部受験】理科の配点から見る志望校の選び方|理科が得意or苦手な人必見!
医学部受験は、学力だけでなく戦略も問われる厳しい勝負です。限られた時間の中で最大限の成果を出すためには、自分の得意科目を活かし、苦手科目の影響を最小限に抑えた大学選びが重要です。
その中でも、理科の配点バランスは、特に志望校選びにおいて大きな判断材料となります。今回は、「理科が得意な方」「理科が苦手な方」それぞれにとって有利になるような大学の選び方や、理科の配点が高い・低い大学を具体的に紹介していきます。
■理科の配点が高い医学部:理科を武器にしたい人におすすめ
理科が得意で、「英語や数学はそこまで自信がないけど、理科なら得点源になる!」という方にとって、理科の配点が高い大学を狙うのは非常に合理的です。共通テストや個別試験での配点比率が高ければ、他の科目の点数を補ってくれる可能性もあります。
●共通テストで理科が重視される大学
- 秋田大学
- 三重大学
- 徳島大学
- 旭川医科大学
これらの大学は、共通テストにおいて理科の配点比重が高く、基礎力がある受験生に有利です。
●二次試験(個別試験)で理科が重視される大学
- 山梨大学
- 広島大学(A方式・理科重視型)
- 鹿児島大学
特に広島大学のA方式は、理科の得点が合否に直結する構成となっているため、理科を得点源にできる人に適しています。
●私立医学部で理科が得点のカギとなる大学
- 東北医科薬科大学
- 自治医科大学
これらの私立大学では、理科2科目の合計得点が合否を左右する大きな要素になり得ます。
■理科の配点が低い医学部:苦手を避けたい人はここを狙え!
反対に、理科がどうしても苦手で、克服に時間がかかると感じる場合は、理科の配点が低めの大学を選ぶことでリスクを軽減できます。
●共通テストで理科の比重が低い大学
- 北海道大学
- 東北大学
- 京都大学
- 大阪大学
- 愛媛大学
いずれも難関国立大学ですが、共通テストにおける理科の比率はそれほど高くありません。その分、英語や数学などでしっかり得点を取る必要があります。
●私立で理科の配点が抑えられている大学
- 藤田医科大学(理科比率:約28.6%)
- 産業医科大学(理科比率:約30.8%)
- 兵庫医科大学(理科比率:約30.8%)
●理科を選ばなくても受験できる大学
- 帝京大学(英語必須、数学・国語・理科から2科目選択)
帝京大学のように、理科を選ばずに受験できる医学部は非常に貴重です。英語と数学・国語を軸に学習計画を立てられるため、理科を苦手とする受験生の大きな味方となります。
■【国公立】理科なし・理科1科目で受けられる医学部まとめ
「理科はどうしても避けたい!」という受験生のために、二次試験で理科が出題されない、または理科1科目で受験できる大学を紹介します。
●二次試験で理科が出題されない国公立大学
- 徳島大学(英数のみ、理科0点)
- 島根大学
- 奈良県立医科大学
- 秋田大学
- 弘前大学
- 旭川医科大学
これらの大学では、二次試験において理科が課されないため、英語・数学で勝負ができます。理科に時間を割かず、英数に注力したい人にとっては狙い目の選択肢です。
●理科1科目で受験できる医学部
- 奈良県立医科大学
- 東海大学
- 帝京大学(選択次第)
1科目での受験が可能な大学では、得意な理科1科目だけで勝負できるため、他の理科科目に不安がある人に有利です。
■【英数重視型】の医学部もチェック!
理科が苦手でも、英語や数学に強みがある受験生にとって有利な大学も存在します。いわゆる「英数重視型」の配点構成の医学部では、英語と数学で大きく点数を稼ぐことが可能です。
大学名 | 英語 | 数学 | 理科 | 合計 |
---|---|---|---|---|
日本医科大学 | 300 | 300 | 200×2 | 1000 |
慶應義塾大学 | 150 | 150 | 100×2 | 500 |
北里大学 | 100 | 100 | 75×2 | 350 |
愛知医科大学 | 同上 | 同上 | 同上 | 同上 |
関西医科大学 | 同上 | 同上 | 同上 | 同上 |
■英語が得意な人はここを狙え!【英語重視型】医学部
英語が得意な受験生には、「英語の配点が最も高い」大学を狙うという選択肢もあります。
大学名 | 英語 | 数学 | 理科 | 合計 |
---|---|---|---|---|
順天堂大学 | 200 | 100 | 100×2 | 500 |
国際医療福祉大学 | 200 | 150 | 100×2 | 550 |
東邦大学 | 150 | 100 | 75×2 | 400 |
これらの大学は、英語に対して重点を置いており、面接や志望理由書などでも「国際的な視点」や「語学力」がアドバンテージになる可能性があります。
■理科の配点はどう活用する?合格戦略としての使い方
大学ごとの配点構成を理解することは、受験戦略を立てるうえで非常に重要です。模試の判定だけでなく、過去問演習後の自己採点も、配点比率を考慮して分析することで、より現実的な学習計画が立てられます。
- 理科が得意なら… 理科の配点が高い大学を狙い、英語や数学の不足分を補う戦略が有効
- 理科が苦手なら… 理科の配点が低い大学、または理科1科目/理科なしで受験できる大学を中心に検討
- 英語・数学が強みなら… 英数重視型や英語重視型の配点構成を持つ大学を選ぶ
■まとめ|自分に合った配点バランスの大学を選ぼう!
医学部の受験においては、「どの大学が難しいか」だけではなく、「自分の得意・不得意に応じて合格の可能性を最大化できるか」が非常に重要です。理科の配点比率は大学によって大きく異なるため、自分にとって有利な配点バランスの大学を選ぶことが、合格への近道になります。
理科に自信がある人は、高配点大学を、苦手な人は英数や面接重視の大学を——。科目バランスを活かした受験戦略で、合格を勝ち取りましょう!
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