2025.01.29

【国公立医学部出願】共通テスト重視か、個別学力二次試験重視か

共通テスト重視か、個別学力試験重視か

受験戦略を決めるための第一歩

大学入試において、志望校の合格を勝ち取るためには、共通テストと個別学力試験の配点比率を正しく把握し、それに応じた対策を講じることが重要です。特に国公立大学では、共通テストと個別学力試験の合計得点で合否が決まるため、それぞれの配点バランスに注目する必要があります。

まずは志望校の入試制度を確認し、共通テストと個別学力試験の比率を理解しましょう。

共通テスト重視の大学:地方の国公立に多い

共通テストの配点が高い大学では、共通テストで高得点を取った人は、個別学力試験があまり対策できていなくとも合格を掴むことができる可能性がありまる。特に地方の国公立大学では、共通テストの配点比率が高めに設定されていることが多く、共通テストの得点が安定している受験生には有利な傾向にあります。

例えば、以下のような大学は共通テストの配点比率が比較的高いです。

  • 秋田大学:共通テスト比率 550:400
  • 島根大学:共通テスト比率 700:460
  • 徳島大学:共通テスト比率 900:400

これらの大学では、共通テストでしっかり得点できれば、個別学力試験の負担を軽減できる可能性があります。共通テストの出来が良かった人はこういった地方の国公立医学部を狙うのも一つの策です。

個別学力試験重視の大学:旧帝など

一方で、共通テストの比率が低く、個別学力試験の比重が大きい大学もあります。このような大学では、共通テストで多少失敗しても、個別学力試験で挽回できるチャンスがあります。ただし、個別学力試験は難易度が高い傾向にあり、足切りもあります。独自の出題形式を持つ大学も多いため、過去問演習や戦略的な対策が求められます。

例えば、以下のような大学は個別学力試験の配点比率が高めです。

  • 東京大学:共通テスト比率 110:440
  • 京都大学:共通テスト比率 250:1000
  • 名古屋大学:共通テスト比率 900:1650

これらの大学を志望する場合は、個別学力試験に向けた応用力や記述力を鍛えることが重要です。特に論述問題や思考力を問う問題に慣れておく必要があります。

科目別の傾斜配点に注意

また、大学ごとに科目ごとの配点が異なる点にも注意が必要です。例えば、数学や理科の配点が高い大学や、英語のリスニングとリーディングの比率が異なる大学もあります。

  • 香川大学・島根大学:数学と英語の配点が圧縮され、国語や社会の比率が相対的に高くなる。
  • 多くの大学:英語のリーディングの配点がリスニングよりも高い。

自分の得意科目と大学の配点傾向を照らし合わせ、最大限の得点を狙えるように戦略を立てることが重要です。

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