金沢医科大学のグループディスカッション対策:自分をアピールする力と協調性のバランス
【後期】金沢医科大学の二次試験対策:小論文とグループ面接とポイント
小論文対策に関してはこちらからご覧ください。
金沢医科大 面接二次試験対策:グループ討論とは?
金沢医科大学の面接では、独自の形式である「グループ討論」が行われます。この討論は20分程度で、3〜6人の受験生と3人の面接官から成るグループで行われます。詳細な流れは、まず受験生が別室で用意されたテーマに関する資料を読み込み、9~10分間でメモを取ります。その後、各自が1分で自分の意見を述べ、グループディスカッションが始まります。
面接の流れ
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- 資料の読解: 事前に配られる参考資料を別室で約10分読み込みます。各受験生は資料に基づき自分の意見や要点をメモします。
- 質問に答える: 資料をもとにメモした内容をもって面接室に移動します。各自の席には質問が書かれた紙があり、2分間で質問の答えを考えます。その後、順番に発表します。
- グループディスカッション: 発表が終わると、グループディスカッションがスタート。受験生だけで行われ、面接官がその様子を観察・評価します。その場だけでなく録画をされ後に再度評価されます。
前期試験の出題例
2024年度前期入試では、
- ・末期がんの患者に対して希望を持たせるための対応
- ・患者からの質問にどのように対処するか
というかなり医療現場の実践的な問題が出題されました。これ以外にも、医療や社会問題から抽象的なテーマまでさまざまな出題例がありますが医者として将来どのような対応が取れるのかということを確認される場として活用されているととらえてよいでしょう。
成功のためのコツ
グループ討論で成功するためには、自分の意見を主張するだけでなく、相手の意見を尊重し、議論に参加することが重要です。また、ビデオでの録画があるためその場しのぎも通用しません。緊張するなというのは無理かもしれませんが、全体的に医者として冷静な対応が求められます。最終的な合格に向けて、これらのポイントを押さえながら対策を進めましょう。
注意点
最後に以下のことには注意して臨んでください。
- 考え込んでフリーズしてしまい黙り込む
- ディスカッションを意識しすぎた相手への批判
- 傾聴力のない対応
- 自分だけが目立とうとする自己中心的な立ち回り
すべて減点対象です。一次試験を突破している時点でかなり合格には近いところにいます。余計なところで失点しないように心がけましょう。
金沢医科大学の小論文対策
二次試験は小論文も実施されます。小論文の詳細はこちらからご確認ください。