2024.03.01

【後期入試】藤田医科大学医学部一般選抜後期の難易度と対策

【藤田医科大学医学部一般選抜後期の難易度と対策】

2024年度の藤田医科大学医学部一般選抜後期試験が迫ってきました。この試験は、一般選抜前期と同じく、一次試験が3月3日(日)に実施され、英語・数学・理科の学科試験と面接が課せられます。しかしながら、後期の特徴としては、募集人数が極めて限られており、難易度が高いことが挙げられます。募集人数はわずか10名で、その中には愛知県地域枠からの5名が含まれます。

一方で、一般選抜前期で合格した学力上位層が抜けた後期試験では、国公立大学の医学部受験者が流入することも考えられます。そのため、難易度は前期に比べて大幅に難化することはないと予想されますが、十分な対策が求められます。

特に、2023年度の一般選抜後期では、聖マリアンナ医科大学との試験日程の被りがありましたが、2024年度ではその問題が解消されています。これにより、志願者が増加する可能性があり、競争が一段と激化することが予想されます。現在時点での出願者数は350名強で、結果が出そろえば合格できなかった受験生を集めて数字を上回るかもしれません。そのため、対策は最後まで怠らず、特に長文読解記述型の問題に慣れることが重要です。

英語の傾向と対策

藤田医科大学の英語試験は、文法・語彙問題と長文読解が中心です。例年、文法・語彙問題では短文の空所補充や語句整序が出題され、読解問題は内容・単語ともに難しいものが多いです。解答形式はマークシート方式や記述式で、英作文問題も含まれています。

対策としては、試験時間に対して分量が多いため、実戦的な長文読解の演習が必要です。英文の構造を正確に理解し、文法・構文のポイントを押さえるために英文解釈の参考書も利用しましょう。問題ごとに難易度が異なるので、解答する順序を工夫することも重要です。

数学の傾向と対策

数学の試験は数学I・II・III・A・Bの範囲から問題が出題され微積分法、三角関数、確率、ベクトル、数列、極限などが高い頻度で登場します。また、図形を用いた問題や証明問題もあり、総合的な知識と思考力・計算力が求められます。標準的な問題が多く出題されます。

  • 教科書や問題集を使用して基本事項を確実に定着させ、融合的な問題にも対応する。
  • 図形を用いた問題が多いため、関連する問題を演習し、グラフの描画をスムーズに行えるようにする。
  • 過去問を解き、問題に割く時間配分を工夫する。

物理の傾向と対策

物理の試験は標準から難しめの問題が多く、出題範囲は力学、電磁気、熱力学など広範囲にわたります。解答形式は記述式で、計算ミスが致命的となる場合があります。過程のケアレスミスにも注意が必要です。

対策としては、基本的な法則の理解と応用力を重視し、教科書や問題集を使って問題演習を行いましょう。公式の意味を理解し、計算だけでなく問題解決のプロセスも重要です。物理の問題は次問につながることが多いため、注意深い解答が求められます。

一般選抜後期に合格するための必要なこと

最後に、藤田医科大学医学部一般選抜後期に合格するためには、特に英語と数学のマークシート式問題への対策が不可欠です。一次試験の総合点の40%以上がこれらの問題に割り振られているため、計算ミスのないよう十分な準備を行いましょう。数学の小問集合は広範囲の単元が出題されるため、穴をなくすための効果的な学習計画をたてることが必要です。英語の読解問題も重要であり、時間配分や解答順序にも注意が必要です。複雑な英文にも慣れ、問題に沿った適切な対策を心がけましょう。

これらのポイントを踏まえ、計画的で効果的な対策を実施することで、藤田医科大学医学部一般選抜後期に合格する可能性を高めることができます。頑張ってください!

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