【日本一の医学部】東京大学理科三類

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日本一の偏差値　天才の集う東大理三

日本一の難関ということで皆様ご存じでしょうし、あまり詳細を語る必要すらないのかもしれませんが、立派な医学部ということで今回は東大理三にスポットを当てましょう。

せっかく理三を出ても医者にならない？

医者になるための医学部である東大理三ですが案外医者になる人は多くありません。他の医学部はほぼ医者になるのに対し全然別の道を進む人が多いのが理三の特徴でしょう。その理由は日本で一番難しい大学というブランド目当てに受験する人が一定数いるため。医者になりたかったのではなく日本で一番という称号が欲しかったという人は医者にならないという選択をしたりします。

東大特有の進振り制度のせいで理三でも医学部に進めない？

東大に進んで耳にすることとしてせっかく学びたいことがあるのに進振り制度のせいでやりたかった学部に入れないなんてことになったりします。なので高校生時点でやりたいことが明確な人は東大に行ってはいけない。なんていいますよね。大学受験はいろんな生徒との戦いで学部を選べましたが進振りでは東大に入った天才たちと限られた枠を争わなければなりません。結果として本来行きたかった学部に入れないなんて問題が発生したりするのです。

では医者になりたい人は理三に進むべきではないのか

結論としては理三に進んで問題ありません。なぜなら理三に入れればほぼ間違いなく医学部に入れるからです。その理由は理三設立の経緯にあります。もともと東京大学に進学後に医学部を目指す場合は理科二類に入ってその後進振りという形でした。しかし医者を志して勉強を頑張ったのに東大内での激しい争いに勝てず頭がよくて東大に入ったばかりに医者を諦めなければならないといういびつな形が生まれてしまいます。こうなると東大に受かったけど進振りがあるから東大を蹴り進振りのない私立の慶應に行くなどの選択する受験生も増え、東大はそのシステムから優秀な学生を取り逃すことになってしまっていました。この問題を解消すべく医者を目指す人のために理三が新設されたという経緯があるため理三に入ってしまえば医学部に進学することが可能です。

そして現在の東大理三ブランドへ

最も東大理三は日本で一番難しいという医学部とは別のブランドを持っています。そのためあえて医者にならない人やそもそも医学部進学には興味がないただの天才も在籍し他の医学部とは一線を画しています。

東京大学としては理三のブランド化は目指していなかったと思いますが”日本で一番難しい大学の一番難しい学科”となると必然的に”東京大学”の”医学部”になってしまうため現在のような天才がとりあえず目指す大学の学科となってしまいました。

正直最初から医者になる気がないなら医学部を目指すべきではないと思いますが、現状どうしようもありません。国立は本来私立医学部にかかるくらいのお金を税金からまかなっているわけですから、わざわざ医者になる道を自分で選んだ以上医者になるのが筋なのですが職業選択の自由がある以上は制限するわけにもいきませんしね。また実際に学んでみて医者は自分のやりたいこととは違ったと感じる人もいるでしょう。今は理三という名前だけが先行して理三は医学部と知らない人もいるくらいです。最高学府の医者としての道を歩むか天才としての称号を手に入れたいだけなのか。レベルの高すぎる悩みなのかもしれません。