2025.07.09

【2026年】国公立医学部の入試変更点!医学部受験生が知る変更点

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【2026年入試対応】国公立医学部の入試制度が大幅改訂!受験生が今知るべき変更点まとめ

2026年度に実施される国公立大学の医学部入試では、数多くの変更点が発表されています。受験スケジュールの前倒し、募集人員の見直し、新科目への対応、さらには地域医療枠の拡充など、医学部志望者にとっては影響の大きい変更が相次いでいます。

本記事では、主要大学の変更内容をわかりやすく整理し、学習・出願計画を立てるうえで押さえるべきポイントを徹底解説します。


共通テスト「情報」が本格的に評価対象に

北海道大学

これまで受験必須でありながら得点化されていなかった「情報Ⅰ」が、2026年度から15点分の配点を持つ正式な評価対象科目となります。特に理系であっても情報分野への対策が必要不可欠になります。

筑波大学

筑波大では配点構成そのものが変更に。これまでは75点+得点の25%を加味していた方式から、50点+得点の50%というシンプルかつ影響の大きい方式に移行。実得点の重要性が一層高まりました。


推薦・総合型選抜の再編が加速

札幌医科大学

地域出身者向けの「道民枠(20名)」が総合型選抜で新設。これにより、北海道出身者の医療人育成に一層注力する体制が整えられます。また、「先進研修連携枠」が「札医大卒後研修枠」に改称されるほか、推薦試験の実施時期も11月下旬に前倒し。早期進路決定を希望する受験生にとっては有利となる変更です。

千葉大学

新たに学校推薦型選抜で「千葉県地域枠(2名)」が設けられ、県内医師確保に向けた取り組みが強化されました。推薦枠新設に伴い、一般前期枠の地域枠が5名から3名に縮小され、バランスが調整されています。

京都府立医科大学

全国から優秀な受験生を受け入れるため、「全国一般枠(推薦型選抜)」が新たに導入されます。地域枠に該当しない受験生にも受験機会が広がり、多様性を尊重する選抜方針が見て取れます。


募集人員の変更や後期試験の廃止が多数

旭川医科大学

後期日程の募集を終了し、前期の定員を40名から48名に増加。試験日程の集中化が進む中、後期に頼る戦略は今後ますますリスクが高くなると言えるでしょう。

山形大学

こちらも後期枠を廃止。推薦枠および前期枠の人員をそれぞれ増やすことで、全体の構成を前倒し型に調整。さらに、地域枠の出願資格が「現役生限定」から「一浪まで」に緩和され、チャンスが広がります。

長崎大学

推薦ⅡA(長崎医療枠)の定員が10名増となり、25名に。これにより、地域貢献意識のある受験生がより多く門戸を開かれる形に。一方、前期日程の定員は10名削減され、狭き門になることが予想されます。


配点・試験内容の改訂に注目

弘前大学

総合型選抜Ⅱで出題されるケーススタディにおいて、課題文の分析・解釈の力がこれまで以上に求められる形式に変更されます。また、評価方法も文章力だけでなく、論理的思考やデータの解析力を加味するより高度なものになります。

熊本大学

共通テストの数学配点が倍増(50点→100点)となり、基礎学力だけでなく数学的応用力が得点に直結します。文系寄りの戦略では対応が難しくなるでしょう。

長崎大学

前期の面接点が60点から150点へと大幅にアップ。人物評価の重視が明確になったことで、共通テストだけに頼らず、面接対策にも力を入れる必要があります。


教科・科目の出題範囲や利用条件にも変化

信州大学

数学Bの範囲に「統計的な推測」が加わります。新学習指導要領に沿った改訂であり、今後他大学にも波及することが見込まれます。

佐賀大学

共通テストの理科選択が従来の物理・化学の2科目指定から、生物を含む3科目からの選択制に緩和。英検の利用条件も「2級以上」へと拡大され、英語に自信のある受験生はアドバンテージを得やすくなります。

岡山大学

外部英語試験(英検等)の評価方式を変更。C1以上の場合、これまでは共通テスト・個別試験の英語双方を満点と扱っていましたが、今後は共通テスト分のみを満点換算とします。実力評価の厳密化といえる変更です。


地域枠やセミナー受講の条件化も進行中

広島大学

推薦Ⅱの「ふるさと枠」では、「地域医療セミナー」の修了が出願要件に追加。単なる出身地だけでなく、地域医療への理解や意志を明確に示す必要があります。

愛媛大学

地域特別枠の推薦人数が大幅に削減(20名→5名)。地域密着の人材を絞り込む方向性が見られます。


今後の対策ポイントとまとめ

2026年度の医学部入試改革では、以下の点が特に重要になります:

  1. 「情報」「統計」など新設科目の対応を早めに開始
    早期から共通テスト対策に取り組み、満遍なく得点できる力を養いましょう。
  2. 推薦入試の前倒しに対応した進路決定と準備
    11月中に本番を迎える推薦入試も増加しており、夏までに準備を完了する心構えが必要です。
  3. 面接や論述試験の対策強化
    配点や評価基準が大きく変更された大学では、人物重視の傾向が強まっています。模擬面接や小論文練習を積極的に行いましょう。
  4. 地域枠の要件や定員数を事前に確認
    自治体との連携や奨学金制度を含め、地域枠は受験条件が多岐にわたります。志望校の最新情報を常にチェックしておくことが大切です。

おわりに

国公立大学医学部の入試制度は、国の医療政策や教育改革と密接に関わっており、毎年のように変化が見られます。2026年度は特に「前倒し」「多様化」「実力重視」がキーワードとなっており、これまで以上に早期の準備と柔軟な戦略が求められるでしょう。

自分に合った大学・入試方式を見極め、確実に合格を勝ち取るためには、今からの行動が鍵を握ります。学習スケジュールの見直しや情報収集をしっかり行い、変化に負けない入試対策を進めていきましょう。


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