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二次で一発逆転の可能性がある国公立医学部
共通テストがいまいち振るわなかったけど学費が安い国公立医学部を諦めきれない…
そんな受験生はここがおすすめの国公立医学部を紹介。
勿論人それぞれ凸凹の科目が違うだろうと思いますのであくまで参考までに
四国の国公立医学部
●高知大学医学部
共テ平均8割以下:問題は単科医大より易問
共通テストと二次試験の比率が900:1000でやや二次試験比率の方が高い。共通テスト合格者平均点もなんと8割以下。
二次試験の問題も単科医科大学ほど難しくなく二次試験の合格者平均点も70%を切っていることから二次試験で大きく挽回ができる大学の一つといえます。
鬼門は英語:医学部固有問題
英語は医学部固有問題です。当然そうなれば医系テーマ中心になります。分量も多めで医学英語特有の抽象度もあり医学部受験をしっかりと念頭に置いた対策が出来ていない受験生は大苦戦間違いなしでしょう。英語が苦手な受験生には不利です。裏を返せば英語が得意で医学部受験を見据えていた受験生は逆転合格の可能性が高まります。
●愛媛大学医学部
二次試験で大きく挽回が狙える大学:共通テストを失敗した受験生の最右翼か
共通テストの得点率が低い上に合格者二次平均得点も7割代前半でさらに共通テストと二次試験比率が450:700。こんな二次試験で頑張ってくれ!と言ってくれている国公立医学部はありません。共通テスト失敗した医学部受験生の駆け込み寺と化すでしょう。試験以外にもプラスの点が多く、地方の国公立らしく再受験生には狭き門となっていること、後期日程が無いこと、年度によっては足切りすらないことも追い風。また生物選択では受験ができないためここも受験者をそぎ落とすことに一役買っている。
こちらも英語がカギを握る:医学部固有問題
英語の医学部固有問題が平均点の低い理由の一つ。数理は他学部共通なため医学部受験生たちのレベルではあまり差が生まれないというところが困ったポイント。こうなると結局差がつかなくて共通テスト勝負に…なんてことになりがちなことも愛媛大を避ける理由の一つに上がる。愛媛大学の医学部英語に徹底的に慣れるしかないだろう。一発逆転を狙う以上リスクがあるのは当然のこと。また前述の通り生物選択では受験ができないためここにも障壁がある。物理選択の一般医学部受験生は環境含めねらい目の大学と言える。
本州の国公立医学部
●信州大学
二次比率が高く逆転可能
共テの合格者得点率は8割強ですが二次試験の合格者平均点が7割強なため二次試験での得点率をあげれば合格を狙える。
共通テストと二次試験の比率も450:600で二次試験の比率が高いため逆転可能。
試験問題は全学共通:医学部に特化した対策が不要
二次試験は全学共通問題。そのため信州医学部専用の対策は不要。かなり逆転のチャンスがあると言える。しかし裏を返せば差がつきにくい試験とも言える。医学部は数学、理科2科目ともに時間が他の学部よりも短い。計算スピードを上げてミスなく最後まで解き切れるかどうかの勝負になる。面接の点数が150と高いため信州大学を志望する理由等はしっかりと練りこんでおくこと。
首都圏からも比較的アクセスしやすい好立地
最寄り駅の松本は東京:新宿から特急で3時間弱、名古屋からは2時間のため帰省などが非常に便利。新幹線や飛行機と比べて安価な点もメリットで試験を受けに行きやすい上に下宿もしやすい。国公立医学部は僻地にある場所も多いため恵まれた環境と言える。飛行機でしか行けないような国公立医学部はホテル、飛行機などが争奪戦になるうえ高くつきがち。そういった点もうれしい大学。しかし当然人口が多いところからも受けに来る人が増えるため倍率のことだけを考えるとマイナスに作用するともいえる。またこの手のタイプ(共通テストがイマイチだった受験生)の受ける医学部が九州、四国に多いことから本州の学生の多くが信州を狙うケースが大量発生してしまうことも。
九州の国公立医学部
●大分大学医学部
試験問題は一部共通:そこまで難問は出ない
共通テストボーダー得点率が8割、二次試験の合格者平均得点率が7割。問題内容的にも7割以上積むことは可能なのでかなり狙い目。数英は医学部専用問題だが理科は問題を作成するのが面倒になったのか近年医学部問題と通常学部の問題が混在するようになった。特に物理は全問共通のこともあるので物理選択者はやや有利かもしれない。近年変更があったためネットの情報を鵜呑みにせず今年はどうなるのか受験生はよく調べることが必要。
求められているのは二次力と面接力
共通テストと二次比率が450:550である。共テが伸び悩んだ受験生にとっては狙い目の大学。
懸念点は足切りがやや厳しいこと。いくら二次に自信があっても受けられなければ始まらない。面接も150点とかなり高い。遠方からの受験生はなぜわざわざ大分なのかをしっかり喋れるように。
●宮崎大学医学部
共テ平均8割前後:二次試験も易問で一発逆転を狙える
共通テストボーダーが8割前後、二次試験の合格平均が7割を下回ることが多いく十分に二次試験で逆転可能な大学。医学部に限らず共通テストが首都圏国公立では微妙だが諦めるほどではないという層にジャストフィットすることでおなじみの国公立。なぜか宮崎大は国公立でのくくり :金岡千広(金沢、岡山、千葉、広島)や:STARS(佐賀、鳥取、秋田、琉球、島根)からも仲間外れにされがち。そのためリサーチが甘いと宮崎大にチャンスがあるということすら見抜けず受験機会を損失する受験生が多い。STARSよりは上の層なはずなんですけどね。
試験問題は一部共通:医学部に特化した対策が不要
英語は医学部問題だがそこまで難しくない。数学は一部共通問題であることからそこまでの難問も見込めない。2022年までは理科すらないという超穴場医学部だったがさすがに追加されてしまった。ただし国公立医学部を受ける人ならばしっかり学習済みのはずであるため、ある科目だけが得意という抜け穴合格者ではなく正統な合格者を集められるようになってきたと言えるだろう。
県内での立地は悪くないが…
宮崎大学医学部は他学部と異なるキャンパスだが2.5キロほどの距離で。両キャンパス間の所要時間は車で5分程度。両キャンパス内に教職員・学生専用の駐車場を設置してあり。それぞれのキャンパスを跨いだ授業を受けることも可能である。広大なキャンパス間の移動時間も考慮して休み時間も長い。また宮崎市街地までも程近いためそれなりに楽しい学生生活を送れる。しかし宮崎という土地に行くことが困難。同じ九州内部から陸路で移動するよりも東京からの飛行機のほうが所要時間が短いという始末である。学生生活が始まっても列車の運行本数も少なくキャンパスが岡の上にあるため自転車などで駅まで気軽に移動することは難しい。いくら医学部とは言っても地方の国公立で親からお車をプレゼントしてもらえる学生は少ないだろう。この点も宮崎大の偏差値に多少起因している。合格を狙う学生にとってはラッキーと捉えよう。
まとめ
共通テストと個別学力試験の配点比率は大学ごとに異なり、それに応じた受験戦略が求められます。まずは志望校の配点を確認し、自分の得意分野を活かせるような受験計画を立てましょう。適切な戦略を立てることで、合格の可能性を最大限に引き上げることができます。