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北海道の医学部を徹底解説|それぞれの特色と魅力を比較!
広大な自然と豊かな食文化で知られる北海道。そんな北海道には、3つの国公立大学に医学部が設置されています。これらの大学は、それぞれ異なる教育方針や地域医療への関わり方を持ち、多様な進路選択を考える受験生にとって注目すべき選択肢となっています。
本記事では、北海道にある医学部について、それぞれの大学の特徴、教育内容、立地環境、学生生活などを詳しくご紹介します。
北海道にある医学部の概要
北海道には、以下の3つの国公立大学に医学部が設置されています。
- 北海道大学
- 札幌医科大学
- 旭川医科大学
この数は、東京都、大阪府、神奈川県、愛知県、福岡県に次ぐ多さで、北海道が医療人材の育成に力を入れていることがうかがえます。最も北海道の広さを考えれば当然のことかもしれませんが。
またこのすべてが国公立大学であり私立医学部は北海道にはありません。岩手医科大学が最も近い私立医学部となります。
1. 北海道大学 医学部|全国から注目を集める名門
基本情報
- 所在地:札幌市北区
- 国試合格率(2022年・新卒):95.1%
- 学費(6年間):約349万6800円
旧帝国大学である北海道大学は、1876年に設立された札幌農学校を起源とし、帝国大学のひとつとして発展してきた伝統ある大学です。医学部は1919年に設置され、現在では医学科と保健学科の2学科体制で教育が行われています。
教育の特徴
北海道大学では、国際的な人材育成に力を入れており、30校以上の海外大学と連携したプログラムや、臨床実習の一環として海外研修を行う取り組みも盛んです。学生は早い段階から多様な価値観に触れることで、グローバルな視点を持った医療人を目指すことができます。
また、地域医療に関する教育も重視されており、附属病院や道内の保健所・検疫所などでの実習を通じて、地域社会とのつながりを意識したカリキュラムが展開されています。
キャンパス環境と生活
キャンパスは札幌市の中心に位置しながらも、自然豊かな環境が広がっており、東京ドーム約38個分という広大な敷地を誇ります。銀杏並木や原生林など、都市の大学とは思えない自然環境の中で学ぶことができます。
札幌は全国でも5番目の人口を誇る都市でありながら、家賃が比較的安く、地下街が発達しているため、冬の寒さを気にせず快適に暮らすことが可能です。また、スギ花粉が飛散しないため、花粉症に悩まされる心配も少ないのも魅力です。台風もあまり来ないため気圧の変動もなく過ごせます。
2. 札幌医科大学 医学部|都市型の実践的教育が魅力
基本情報
- 所在地:札幌市中央区
- 国試合格率(2022年・新卒):90.0%
- 学費(6年間):約349万6800円+教材費等
札幌医科大学は1950年に開学した、道立の単科大学です。元々は女子医専を前身としており、地域医療に根差した教育を展開しています。看護学科や保健医療学部の設置により、学際的なチーム医療の学びも可能です。また公立大学にしては珍しく市外、県外問わず学費が変わりません。大学によっては+50万するところもあるのでうれしい配慮ですね。
地域密着型の教育
同大学の特色として「地域包括型診療参加臨床実習」があります。これは、医学部の学生が道内の基幹病院で診療に参加しながら臨床能力を養う実習で、国からも高く評価されています。
また、1〜3年生の段階でも、地域医療セミナーを通じて、住民との交流や多職種連携について学ぶ機会が多く設けられています。
また札幌医科大学では一般枠と地域枠を合わせて75名が募集されているうち一般枠は20名と少なく、地域枠は55名と大幅に多い割合となっています。これは旧帝大である北海道大学との差別化を図るとともに旧帝大故優秀すぎる人材たちが北海道に留まらないという地域の問題を請け負っていると見られる。
キャリア支援と研究環境
卒業後も、大学と道内の関連病院とのネットワークを活用した研修制度が整っており、初期研修から専門医取得、さらには大学院での研究まで幅広く支援されます。研究医志望の学生にも、キャリア育成プログラムが用意されているため、自身の志向に応じた進路が選べます。
都市生活の利便性
キャンパスは札幌市電や地下鉄の駅に近く、繁華街すすきのへも徒歩圏内。学生にとっては刺激的かつ利便性の高い立地です。スーパーや商業施設も豊富にあり、首都圏に比べて家賃も割安なため、経済的負担も少なく済みます。すすきのは日本3大歓楽街に数えられ楽しい街ですが遊びすぎには注意しましょう。
3. 旭川医科大学 医学部|地域医療の担い手を育てる
基本情報
- 所在地:旭川市
- 国試合格率(2022年・新卒):95.1%
- 学費(6年間):約349万6800円+学友会費など
1973年に設立された旭川医科大学は、北海道の医師不足に対応するために誕生した比較的新しい大学です。医療資源が限られる道北・道東地域を支える人材の育成に力を入れており、地域枠入試制度も充実しています。
入試制度と地域枠
旭川医科大学の医学部では、全定員の約45%にあたる47名が推薦やAO入試で選抜されます。これらの枠には、出願条件として「北海道出身者であること」や「卒業後に道内の医療機関に勤務すること」などが定められており、地域に根差した医師の育成が目的とされています。
一般入試の難易度と比較して、推薦枠では合格のハードルが下がる傾向にあり、受験生にとっては魅力的な選択肢となりえます。
充実の学生支援体制
学生一人ひとりを丁寧にサポートする体制も、旭川医科大学の大きな特徴です。学年ごとに担当教員が配置され、勉強・生活面の相談に乗る「学年担任制」や、少人数制の「グループ担任制度」が導入されています。
また、図書館や保健管理センター、情報基盤センターといった学生向けの施設も整備されており、安心して学業に取り組める環境が整っています。
北海道らしい暮らし
旭川は北海道第2の都市でありながら、札幌に比べて生活コストがさらに低く抑えられるという利点があります。とはいえ冬の寒さはかなり厳しく、雪や寒冷気候に慣れていない人にはハードルが高く感じられるかもしれません。しかし近年は温暖化の影響もあり、過ごしやすい日が増えてきているようです。
まとめ|どの大学も個性豊か!自分に合った医学部を選ぼう
北海道の医学部3校は、それぞれに明確な特色を持っています。
- 北海道大学は、全国から優秀な学生が集まる難関校。グローバルな教育と都市型キャンパスが魅力。
- 札幌医科大学は、実践的な地域医療教育と都市生活の利便性を両立。
- 旭川医科大学は、地域密着型教育と手厚い学生支援が特徴で、比較的合格の可能性が広がる学校。
医学部受験を考える際は、偏差値や学費だけでなく、自身の将来像やライフスタイルとの相性も大切にしたいポイントです。北海道の医学部は、医師としての将来に多彩な選択肢を与えてくれる場所。ぜひ、自分に合った環境を見つけてください。
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