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新紙幣が発行され話題ですが、そのうちの一人である北里柴三郎から名を冠どる北里大学について今回は解説していきます。
北里大学医学部医学科の攻略法
北里大学医学部医学科の偏差値は全国の私立大学医学部31校中26位と高くはありませんが、試験問題の難易度は高く、特に時間制限が厳しいことが特徴です。そのため、過去問演習を多めに行い、問題形式に慣れることが重要です。
数学
出題傾向 数学は80分で大問3問構成で、小問集合、大問2つがあります。計算量が多く、制限時間内に解くのは難しいでしょう。小問集合は多くの分野から出題されるため、幅広い分野の理解が必要です。特に三角関数と方程式(定数分離)に関する問題が頻出です。
対策 標準的な問題集を繰り返し解き、計算速度と正確性を高めましょう。比較的簡単な問題集をしっかりやり込むことが大切です。自分の選んだ参考書を完璧にマスターすることをこころがけましょう。また証明問題も頻出なので、教科書の基本的な証明を理解しておくことが必要です。
頻出分野 小問集合では複素数平面、三角関数、整数、高次方程式などがよく出題され、大問では数IIIの微積、二次曲線や確率が中心となります。
英語
出題傾向 英語は70分で大問5問構成です。長文問題が2問、残りは文法・語法問題が中心です。読む量が多く、スピードが求められます。内容一致を問う問題や整序問題が出題されるため、文法力と論理的な文章構成力が必要です。
対策 精読・速読の練習を積み、長文を読むスピードと集中力を高めましょう。また、文法力を強化し、整序問題に対応できるようにしましょう。過去問演習を繰り返し、問題形式に慣れておくことが大切です。
理科
化学
出題傾向 化学は2科目で100分、大問5問構成です。小問集合や正誤問題、テーマごとの問題が出題されます。無機化学からの出題が多く、気体の法則や平衡に関する問題が頻出です。
対策 基本的な問題集でしっかりと基礎を固め、標準的な問題集を仕上げることで対応できます。正誤問題が苦手な受験生は、基本問題に立ち返り、しっかりと理解を深めましょう。理科2科目で100分なので、化学には50分を割けますが物理の難易度を考えると少しでも短い時間で終わらせたいところです。
物理
出題傾向 物理は2科目で100分、大問3問構成です。小問集合や力学の問題が多く、計算量が多いため時間内に解くのが難しいです。
対策 標準的な問題集をしっかりやり込み、計算速度と正確性を高めましょう。次元解析を使って選択肢を絞る技術も身につけておくと良いでしょう。
学費について
北里大学医学部の学納金は6年間で約3,890万円+諸経費と高額です。経済的な準備も必要となります。
新紙幣の北里柴三郎では支払えない額となっています。
まとめ
北里大学医学部の試験は、問題の難易度が高く、時間制限が厳しいため、過去問演習を多めに行い、計算速度と正確性を高めることが重要です。また、幅広い分野の理解と問題形式に慣れておくことで、合格のチャンスを高めることができます。