【医学部受験専門個別指導塾 東京都世田谷渋谷予備校 医進塾プレメディスタ オンライン授業対応】 無料LINE相談
医学部に浪人が多いのはなぜ?他学部と比較しながら徹底解説
大学進学を目指す多くの高校生にとって、「浪人」という選択肢は決して珍しくありません。特に医学部を志す学生の中には浪人を経験する割合が非常に高いのが現状です。この記事では、なぜ医学部には浪人が多いのか、他の学部と比べてどの程度差があるのかを、最新データをもとに解説します。
医学部の浪人率はどれくらい?
まず、医学部の浪人率がどのくらい高いのかを見てみます。
- **医学部全体では、合格者の約65%が浪人経験者(現役は約35%※年度によって異なります)**というデータがあります。つまり、およそ3人に2人が浪人して医学部に進学しているという状況です 。これは他学部と比較して圧倒的に高い割合になっています。
医学部と他学部を比べるとどれほど違う?
では、他の学部と比べて医学部の浪人率はどれほど突出しているのでしょうか。
- 例えば、理学部の場合は浪人率は**約2割(20%程度)**にとどまることが多いとされます。これに対して医学部は約65%なので「かなり浪人生の比率が大きい」ということがわかります 。
- また、京都大学のデータを見ると、全体の浪人率は約35%であるのに対し、「医学部・人間健康科学科」ではさらに高く45%前後に達する例もあります 。これらは他の学部(法学部や経済学部など)に比べて高いか、同程度〜やや高い傾向です。
もちろん、大学や学部によってバラつきはありますが、医学部全体で比較すると、浪人率が他の学部よりも高い傾向は共通しています。
なぜ医学部では浪人する人が多いのか?
この現象には以下のような背景があります。
① 医師になるために「何度でもやり直す」覚悟がある
医学部合格は医師への第一歩。そのため、一度失敗しても「志をかなえるために浪人してでも再挑戦する」覚悟のある受験生が多いことが一因です。他の学問はわざわざ大学に入りなおさなくても学べたり職にできたりすることは多いですが医師になりたい場合は医学部でないことには話が始まらないため意地でも医学部に入るんだと諦めない人が多くいるためです。文系の学部のようにとりあえず適当な学部に入っておいて就活で挽回しようとはいかないのが医学部のシステムです。
② 学力差・進学校の影響
現役合格する人の多くは、偏差値70以上の進学校出身。同級生との差がある場合、医学部合格の難易度を超えるには浪人が必要なケースも多く見られます 。中学受験をしてきた超難関校の生徒はあらかじめ医学部の対策を現役中に行っていることも多く都市部と地方で教育差が生まれていることも事実です。
③ 医学部の受験科目と準備の特殊性
医学部は科目範囲が広く、かつ特殊な思考力が求められる問題も多いため、高校3年間の学習だけでは十分に対応できないことがあります。このため、「浪人して対策を練り直す」必要に迫られる生徒も多いです 。
難関大学とそれ以外の差
興味深いことに、医学部の中でも難関大学では現役合格率が高く、浪人率は比較的低い傾向があります。
- 東大や慶應義塾大などの超難関医学部では、現役での合格者割合が高く出ている例もあると報じられています。
つまり、受験難易度が高い大学は現役勢が強いため浪人が少なくなる傾向があると言えるでしょう。医学部で度々話題になる浪人・女子差別の一環のように感じるところもなくはないですが、それよりも医学部の場合はあまり学歴でその後の人生を左右されることが少ないため苦労して何年もかけて難関大に入るメリットは薄く、受かった医学部にすぐ行くというシステムになっているため、他学部のような卒業大学のネームバリューをあげるため(学歴重視)の積極浪人スタイルが少なく、難関大は現役で入れる天才肌の人が多くなります。
医学部の浪人率を表で比較してみよう
学部・状況 | 浪人率(目安) |
---|---|
医学部(全体) | 約60~65%(現役は約35~40%) |
理学部など他の理系 | 約20%前後 |
一般的な学部(法・経など) | 約40%前後 |
難関大学医学部(東大・慶應) | 現役率が高く、浪人率は比較的低い |
(数値はあくまで凡その値であり、年度、大学、私立国公立、などの違いによって大きく異なります。参考程度に受け取り、詳細が知りたい場合は再度調べなおすことをお勧めします。)
浪人経験の意味と捉え方
- 浪人=失敗ではなく、目標に向かうプロセスの一部と捉えることが重要です。医学部合格を目指す多くの受験生が浪人を経て成功しており、それは「努力の証」と言っても過言ではありません。
- 浪人することで戦略を見直し、基礎力を強化し、精神的にも成長する機会になります。その経験は将来の医師人生にもプラスとなる可能性があります。
まとめ
医学部では浪人率が非常に高く、全体で見ると浪人生が合格者の6割程度を占めるのが実態です。これは、他の学部(理学部や法学部など)に比べても明らかに高い比率です。
ただし、難関大学の医学部では現役合格の割合が高まり、浪人率は相対的に低くなる傾向も見られます。
医学部受験において浪人は決してネガティブなものではありません。本気で医師を目指す限り、戦略的な挑戦のひとつとして捉えるべき選択とも言えるでしょう。
医学部受験専門個別指導予備校 医進塾プレメディスタについて
1回60分 体験授業 (無料)
医学部受験専門の体験授業は随時承っております。
対面授業、オンライン授業どちらでも対応可能です。
お電話または下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。