2024.01.30

医学部の学費について

医学部進学を目指す際、学力だけでなく、学費についても考慮する必要があります。特に、地元を離れて私立大学に進学する場合、多額の費用がかかることが一般的です。

医学部は通常6年制のため、通常の4年制と比べると2年間分の学費が追加されます。実習や実験が多いことから、生徒1人あたりの教員数も増え、これが学費に影響します。医学部で1人の学生を医師に育てるためには、約1億円必要だと言われることもあります。また、国公立大学よりも私立大学の方がはるかに高額な学費が必要です。

具体的な学費について見てみましょう。国立大学の場合、約350万円であり、1年間に約60万円程度かかります。私立大学の医学部は全体平均で約3200万円となり、国立大学の約9倍に相当します。このため、医師など高収入家庭でなければ、私立大学医学部の学費を捻出することは難しいでしょう。

ただし、私立大学によっては学費に大きな差があります。最も安価なのは1850万円の国際医療福祉大学であり、最も高額なのは約4700万円の川崎医科大学です。

一部の医学部は学費削減に動いています。例えば、関西医科大学は2023年度から2144万円に学納金を減額します。この措置により、関西医科大学は他地域からの志願者を集める可能性が高まっています。

また、「地域枠」として入学することで修学資金や奨学金を利用することができる場合もあります。特定の条件を満たすことで、返済が免除される場合もありますが、医師としての活動に制約がかかる場合もあるので、よく検討する必要があります。

さらに、医学部は専門書などの購入費用が高額であり、授業やアルバイトでの忙しさから住居費や食費も別途必要になります。家族で入学から卒業までにかかる費用をじっくりと検討することが大切です。

医学部進学は将来を見据えた重要な決断です。入学後の負担を考慮し、家族でしっかりと話し合うことが大切です。

 


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