2025.01.21

医学部の特異点:帝京大学医学部3日間入試は全部受けるべき?

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帝京大学医学部一般選抜の詳細と受験戦略

帝京大学医学部一般選抜の入試概要を基に、その特性と効率的な受験戦略を詳しく解説します。本記事では、受験生が効果的に準備を進められるよう、日程、試験形式、過去の志願者数、そして入試の特徴的なポイントを総合的に分析します。


入試日程と試験概要

帝京大学医学部の一般選抜は、以下の日程で実施されます。

  • 一次試験:2025年1月23日(木)、24日(金)、25日(土)の3日間
  • 二次試験:2025年2月6日(木)、または7日(金)

試験会場は一次試験・二次試験ともに帝京大学板橋キャンパスで行われます。受験生は、一次試験の日程を最大3日間選択することができ、試験日ごとに異なる受験番号が割り振られます。

3日間連続して試験があるところは帝京しか存在しません。2日間でも東海と金沢医科のみ。また帝京は点数を標準化しないため自分が受けに行かなかった日に難易度が低い問題が出てしまうとまず落ちるというシビアな試験になってしまっています。

合格発表日:

  • 一次試験の合格発表は1月29日(水)
  • 二次試験の合格発表は2月14日(金)

やや遅くなったものの3日間連続で行われる試験で受験者数を考えるとかなりスピード感のある採点期間でしょう。


一次試験の仕組み

一次試験では、各試験日の学科試験3科目の合計点が最も高い日を採用し、その点数を基に合否判定が行われます。この採点方式により、複数日受験することで高得点の可能性を最大化することが可能です。

学科試験の形式と特徴

一次試験は記述式で行われ、他の私大医学部に見られるマーク式試験とは異なります。試験日ごとに出題内容や難易度が異なるため、日ごとに得点のばらつきが発生するのは自然なことです。このため、受験可能な全日程で試験を受けることが戦略上有利といえます。


過去の志願者数と倍率の動向

過去3年間の志願者数と倍率を見てみましょう。

  • 2024年度:志願者数8,346名(前年比1,444名増加)
  • 2023年度:志願者数6,902名
  • 2022年度:志願者数6,390名

2024年度には志願者数が大幅に増加しましたが、合格実質倍率は約36倍と、2022年度や2021年度と同水準に留まっています。このため、「志願者数増加=入試難易度の大幅上昇」と結び付けて過度に心配する必要はありません。


帝京医学部3日間受験のメリットと戦略

帝京大学医学部の一次試験では、「3日間受験することが有利」とされています。その理由を以下に詳しく解説します。

1. 高得点の可能性を広げる

試験は3日間行われ、それぞれ異なる問題が出題されます。そのため、3日間受験することで、一番得意な問題に遭遇する確率が高くなります。また、初日や2日目が不調でも、3日目で巻き返しを図ることができます。

2. 難易度の差を活用する

試験日ごとに問題の難易度にはばらつきがあります。実際、過去の一次試験合格者の受験番号からも、特定の日の合格者が多いことが確認されています。この傾向からも、受験可能な全日程を利用することが合理的です。

3. 出題傾向の予測が可能

3日間受験する場合、1日目や2日目の試験問題を参考にして、3日目に予想を立てて臨むことができます。例えば、「まだ出題されていない単元が翌日出る可能性が高い」という判断ができます。帝京は同じ問題を連続して出さない傾向があるため前日の試験を通じて出題範囲が予測できます。つまり1,2日目で出ていないところを復習して3日目に行けばいいという裏技的な方法があります。

4.他医学部と重複した日程は易問がでやすい

これはオカルト的でもあるためあまり気にすることはないかもしれません。しかし帝京としては帝京に行きたいと思っている人を欲している傾向があります。二次面接などで前年に合格を蹴ったことがあると理由を聞かれたりします。帝京へ入ることをどれだけ切望しているのかを見ている。ある種の信者集めが無いとも言い切れません。今年は1日目に杏林、3日目に東北と関西があるため当然受験者が減ります。ここが狙い目かもしれません。しかしあくまで予測です。いつ易問がくるかわからないため3日とも受けるべきであるといえるのです。


3日間受験時の注意点(デメリット)

帝京大学医学部の一般選抜には、以下のような注意点があります。

1. 疲労が溜まる

受験生のパフォーマンスは体調や心理状態によって日々変動します。いくら若いとは言っても限界があります。さらに帝京板橋キャンパスが遠い場合はさらにディスアドバンテージ。帝京板橋キャンパスは王子という東京でも埼玉よりの場所にあるため都内から行く人でも一時間近くかかる人もザラにいます。駅からも10分くらいあり近くありません。通学に片道一時間半もかかれば疲弊してしまいます。3日目の受験の時には疲れ果て本来のパフォーマンスが発揮できない危険性もあります。さすがに3日もいけば迷うことはなくなるでしょうからそこは安心ですが。

2. 他大学の試験との兼ね合いが厳しい

帝京大学の試験日程は、他の私立医学部の入試日程と重なります。先に書いた3校以外にも前後もかなり受けることは体力的に厳しくなるでしょう。また次の日にあたる川崎医科は試験会場が岡山ですからこれも絶対に受けられないと思ってください。(寝台列車でも使って本気で移動すれば不可能ではありませんが遅れたりもするので非現実的です。)したがって、志望順位に応じた受験計画を立てることが重要です。複数大学を受験する場合には、試験日程の調整に注意してください。本気を出せば5連投くらい不可能ではありませんが共通テストの疲れも抜けていないことでしょうし、かなりシビアです。

3. 遠方からの試験はホテル宿泊で資金、疲労も倍以上の負荷がかかる

帝京医学部は試験会場が板橋の医学部キャンパスのみです。このため東京在住でない人は当然宿泊になります。3日間も都内のホテル宿泊となるとかなりの出費、しかも自宅とは違うため眠れなかったり忘れ物があったりすればかなり不利になります。地方会場を設けろとまで言わないまでも帝京は宇都宮や福岡にもキャンパスがあるのでそこでも開催してあげてほしいですよね。せめて一次だけでも。都内は他に八王子キャンパスもあるのでそちらも使えばだいぶ移動が楽になる人も多いはず。採点の都合などがあるのでしょうが気が利きませんね。


入試に向けた効果的な学習法

  1. 試験範囲をバランスよく学ぶ
    帝京大学の一次試験では、3日間を通じて全範囲を網羅する出題傾向があります。特定の分野に偏らず、満遍なく学習を進めることが得点力を高める鍵となります。
  2. 過去問を活用
    試験問題の形式や傾向を把握するために、過去問を繰り返し解くことが大切です。特に記述式問題に関しては、模範解答と照らし合わせ、自分の解答を改善していく作業が必要です。
  3. 体調管理と集中力の維持
    3日間の連続試験は体力と集中力が求められます。適切な睡眠、食事、そしてリラックスする時間を確保し、試験期間を通じてベストな状態を保てるよう心掛けましょう。

まとめ:帝京大学医学部の入試成功のカギ

帝京大学医学部一般選抜の最大の特徴は、3日間のうち最も得点の高い日を採用する採点方式です。この仕組みを最大限に活用するためには、可能な限り3日間すべて受験することが推奨されます。また、試験問題の難易度や出題範囲を踏まえた効率的な準備を進めることで、合格の可能性を大きく引き上げることができます。

入試は学力だけでなく、戦略も重要です。出題傾向を把握し、柔軟に対応できるよう準備を整えることで、受験生が実力を最大限に発揮できるよう願っています。

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