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医学部の総合型選抜とは?特徴や出願条件、合格のポイントを徹底解説!
医学部を目指す受験生にとって、「一般選抜」とは異なるルートとして注目されているのが「総合型選抜(旧AO入試)」です。高校時代の成績や学習態度、さらには志望理由や将来の展望までを問われるこの入試方式は、単なる学力試験では測れない個人のポテンシャルが評価される点で特徴的です。
今回は、医学部における総合型選抜の基本的な仕組みから出願条件、向いている人の特徴、合格に向けた対策まで、詳しく解説していきます。
総合型選抜とはどんな入試?
総合型選抜とは、大学側が求める人物像に合致した受験生を多面的に評価する入試方式です。従来のAO入試から名称が変更され、2021年度入学者から「総合型選抜」という名称が用いられるようになりました。
この入試方式では、学力試験の成績だけでなく、高校での学業成績(評定平均)、課外活動、面接、小論文、プレゼンテーションなどを通じて、志望者の人物像が総合的に評価されます。
医学部の総合型選抜は、医師としての資質や使命感、地域医療への貢献意欲などが重視される傾向があります。
出願条件は?評定平均や年齢制限に注意
総合型選抜を受験するにあたって、まずチェックすべきは「出願資格」です。特に医学部においては、以下のような条件が設けられていることが多いです。
高い評定平均が必要
多くの大学で、高校3年間の全教科の成績平均、いわゆる「評定平均」に基準が設けられています。国立大学では「A段階」(4.3以上)を求めるケースがほとんどで、これは学年で上位1〜2割に入る水準です。
主要教科だけでなく、副教科の成績も反映されるため、普段の授業や提出物、定期テストへの取り組みが非常に重要になります。
年齢制限があることも
一部の大学では、出願に年齢制限が設けられており、「現役〜1浪まで」としているところもあります。これは、医師になるまでの長い養成期間を考慮し、若い段階で入学してもらうことを意図しているためです。
そのため、2浪以上の受験生は出願可能な大学が限られる場合があり、注意が必要です。
専願のみ?併願不可が基本
総合型選抜の大きな特徴として、「専願でなければならない」というルールが挙げられます。これは、受験生が「この大学で学びたい」という強い意思を持っていることが前提となっているためです。
そのため、合格した場合は必ずその大学に入学する必要があります。他の大学と併願できない分、出願校は慎重に選ぶ必要があります。
一部例外として、私立大学の中には併願を認めているところもありますが、基本的には単願であることが前提です。
地域枠を活用するという選択肢も
多くの医学部では、地域医療に貢献する人材を育成するために「地域限定枠」を設けています。これは、特定の地域に在住している、または出身である受験生を対象とした枠で、地域の医療ニーズに応える医師を養成する目的で設けられています。
この枠に応募する場合は、卒業後に一定期間、該当地域での医療活動に従事することが求められる場合があります。
地域枠は一般枠に比べて倍率が低いこともあり、該当する人には大きなチャンスとなる可能性があります。
総合型選抜の試験内容とは?
医学部の総合型選抜では、大学によって出題形式や評価方法が異なりますが、以下のような試験が一般的です。
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書類審査(調査書、志望理由書など)
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小論文
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面接(個人・グループ)
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共通テスト(旧センター試験)
共通テストの配点比重が高い大学が多く、得点力は依然として重要です。特に国立大学では5教科7科目すべてが求められるため、幅広い教科の基礎力をしっかりと身につけておく必要があります。
総合型選抜が向いている人の特徴
この入試方式に合っている受験生の特徴には、次のようなものがあります。
1. 学校成績が安定して優秀
評定平均が出願条件となるため、3年間を通じて学業を真摯に取り組んできた人は評価されやすくなります。
2. 共通テストで高得点を狙える
共通テストの得点が重視されるため、幅広い科目でバランスよく点数を取れる人が有利です。特に理系科目で高得点が取れると強みになります。
3. 面接や小論文での自己表現が得意
総合型選抜は、人間性や志望動機の強さが重視されるため、自分の考えを的確に伝える力が求められます。
総合型選抜で医学部に進学するメリット
応用問題対策が不要
通常の入試に比べて、難解な応用問題に特化した勉強は必要ありません。その分、面接や小論文の準備に集中できます。
合格時期が早い
多くの大学では、11月〜2月上旬に合否が出るため、早期に進路を確定させることができます。
ライバルが限られる
出願条件の厳しさから、総合型選抜には限られた受験生しか挑戦しないため、競争相手が一般選抜より少ない可能性もあります。
医学部総合型選抜で合格するためにやるべきこと
1. 学内試験を重視して評定を上げる
模試や外部試験に集中しすぎると、学内評価が下がり評定が不足する恐れがあります。定期テスト、提出物、授業態度を大切にしましょう。
2. 面接・小論文の練習を積む
受験校の過去問を分析し、自分の経験や志望動機を深掘りしておくことが重要です。予備校や学校の先生に協力を仰ぎながら練習しましょう。
3. 志望校の情報を定期的にチェック
大学ごとに選考内容が異なるため、志望する大学の公式HPを定期的に確認し、募集要項や過去の傾向を把握することが不可欠です。
まとめ:自分に合った選抜方式を見極めよう
医学部の総合型選抜は、単に成績が良いだけではなく、「この大学で学びたい」という熱意や、医師としての適性が評価される入試方式です。
学力だけでなく、日頃の努力や人間的な魅力も含めて評価されるため、自分の強みを活かせるチャンスでもあります。ただし、出願条件や試験内容には大学ごとに違いがあるため、早めの情報収集と準備が不可欠です。
志望理由を明確にし、自己表現力を磨くことが、合格への近道となります。自分に合った入試制度を見極め、目標達成に向けて戦略的に取り組んでいきましょう。
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