医学部の補欠合格・繰り上がり状況
昨日、すべての国公立大学の前期日程における合格発表が終了しました。後期一次も昨日の大阪医科薬科で終了、残すは国公立後期のみとなり長かった受験生活もいよいよ最終盤、現在は多くの受験生やご家族が私立医学部の補欠の動きを見守っている時期です。昨今の大学受験において特に注目されるのが、この時期特有の補欠合格とそれに伴う繰り上がり状況です。
制度変更の影響をモロに受けて補欠合格が当たり前の受験界隈になりました。
医学部の補欠合格・繰り上がりはいつまで
医学部受験において、正規合格の発表後から入学式直前まで続くのが「補欠合格」の繰り上がりです。私立医学部を複数併願する受験生や、国公立大学と併願する受験生が多いため、正規合格者が他大学への進学を選択することで定員に空きが生じ、補欠者に順次合格の連絡が回っていくという仕組みで入試が進行します。
昨日で全国の国公立大学の前期日程の合格発表がすべて完了したことにより、私立医学部の入学辞退者が徐々に発生し始め、補欠合格の繰り上がり状況に少しずつ動きが見られる時期に突入しています。
2026年度の補欠繰り上がりの山場は3月15日に
医学部の補欠合格・繰り上がり状況において、年間を通じて最も大きな変動が起きるターニングポイントが存在します。それが、国公立大学前期日程の入学手続き締切日です。今年度、この手続き締切期日は2026年3月15日以降に設定されています。
国公立大学に合格し、進学を決めた受験生が手続きを完了させると、それまで確保していた私立医学部の合格枠(入学権利)が一斉に辞退されることになります。そのため、3月15日以降の数日間から3月下旬にかけて、各私立大学の医学部で空いた定員を埋めるための補欠繰り上がりが一気に加速する傾向があります。この時期は連日、数十人単位で順位が動く大学も珍しくなく、玉突きのように各大学間で合格者が発生します。
繰り上がり状況を公式に公開している大学
補欠合格の繰り上がり状況に対する情報公開の姿勢は、大学によって大きく異なります。受験生の利便性や透明性の確保を目的として、大学の公式ウェブサイト上で現在の繰り上がり順位や人数を随時更新している大学も存在します。
現在、公式に情報を公開している主な医学部は以下の通りです。
埼玉医科大学、慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、東京医科大学、東京女子医科大学、金沢医科大学、愛知医科大学、藤田医科大学、大阪医科薬科大学です。
これらの大学では、合格発表専用のウェブページなどで「現在、補欠番号〇番まで繰り上げ合格の連絡を行いました」といった形で、明確な数値が発表されます。情報が可視化されているため、当該大学の補欠通知を受け取っている場合は、現在の進行状況を数値として正確に把握することが可能です。
公式発表のない大学における情報収集
一方で、公式なウェブサイト等で補欠の繰り上がり状況を一切公開しない医学部も多数存在します。公開しない理由としては、辞退者の発生状況が日々不規則であることや、電話での個別連絡を基本としていることなどが挙げられます。
こうした非公開の大学については、インターネット上のオープンチャットや、医学部専門予備校(医専)が独自に集計している繰り上がり情報が、主な情報源として機能しているのが現状です。
医専の情報
医学部専門予備校では、自校の生徒からの報告や過去のデータをもとに、各大学の補欠がどの程度回っているかを日々集計して発信しています。また、オープンチャット等では、実際に大学から繰り上がりの電話連絡を受けた受験生が書き込むことで、リアルタイムに近い形で状況が共有される仕組みが形成されています。ただしボーダーラインの生徒を何人抱えているかによって公開できるデータはまちまちなので全てが最速で、正確であるとは言い切れません。
オープンチャットや医学部スレッドの問題点
医専に関しては適当な情報はあまり出さないと思いますがLINEのOCや2ch形式の匿名スレッドでは本当の情報もありつつ、悪質なデマも存在します。多少参考にするくらいにとどめるのが心の健康度的にも健全でしょう。
埼玉医科大学、聖マリアンナ医科大学、金沢医科大学などで続々繰り上がり
国公立大学の締切を待たずして、すでに活発な動きを見せている大学もあります。私立専願の受験生が第一志望の大学に合格して他校を辞退するケースなどにより、早期から補欠が回り始めるためです。
現時点での具体的な動向として、埼玉医科大学、聖マリアンナ医科大学、金沢医科大学など医学部で下位に位置する医学部において、すでに50人程度の補欠合格(繰り上がり)が出ています。これらの大学は例年、募集定員に対して多めの補欠候補者を発表しており、他大学との併願者も多いという特性を持つことから、初期段階から一定規模の繰り上がりが発生する構造になっています。
補欠待ちはいつまで…
医学部の補欠合格・繰り上がり状況は、毎年3月の最終週、場合によっては入学式前日の3月31日ギリギリ、なんだったら4月まで動き続ます。国公立後期の二次締め切りが3月31日なのでそのタイミングで蹴る人もいてもおかしくありません。このタイミングだと下宿が必要な人は家を契約しているまであり、国公立側を蹴ることも少なくありませんが医学部ともなると私立と学費が2000万、3000万平気で違うため全てを投げ捨てて国公立に行く人も多いためです。
4月になってからの繰り上がりなんて急に言われてもそれこそ困りますよね…この制度何とかならないんでしょうか。


