医学部・歯学部志望理由書の書き方:大学入試で重要なポイント
医学部や歯学部への受験を考える上で、出願や志望理由書の重要性は言うまでもありません。しかし、志望理由書の作成において、多くの受験生が本来求められている内容を把握していないことが指摘されています。
志望理由書を書く際に最も重要なのは、どの部分に焦点を合わせるべきかを理解することです。大学ごとに「医学部志望理由」と「大学志望理由」、地域枠では「地域枠の志望理由」など、複数の志望理由が存在することが一般的です。
志望理由の勘違い
例えば、受験生が「医学部志望理由」と書かれた要項を見て、その大学への志望理由を記述している場合もあります。しかし、実際には「本学志望理由」と記載されていたり、逆に大学志望理由が求められていたりすることもあります。
このようなケースで、間違った部分に焦点を合わせると、志望理由書の内容が的外れになってしまいます。また東京女子医科大学や順天堂大学医学部のように、両方の志望理由を求められるケースもあります。このケースは逆にありがたく、記述内容を勘違いしたまま提出してしまうことは避けられるでしょう。
志望理由を書く際には、まず求められている内容を確認することが必須です。もし大学ごとにどちらを求められているか不明な場合は、両方を記述することを推奨します。その際、大学志望理由に十分なスペースを割くことが重要です。
医者にミスは許されない
医者にミスが許されるでしょうか。
重要な手術でミスが起これば命にかかわりどのような評価を受けるか、一目瞭然でしょう。
医療ミスで障害が残った、近しい人が命を落とした、といったことになれば訴訟に発展してしまいます。
失敗しましたで謝罪して済む話ではないのです。
結果として志望理由書の勘違いのような小さなミスでも医学部はミスを嫌います。
ミスをする人材だと判断されてしまうわけです。
ましてや自分の人生のかかった受験においての大きなミス。
その時点ではじかれてしまってもおかしくはありません。
テストだけできればいいというわけではない医学部の難しさが表れている側面の一つと言えるでしょう。
医学部や歯学部への志望理由書を書く際には、しっかりと要項を確認し、求められている内容に適切に焦点を当てなければなりません。