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医学部入試における面接:圧迫面接
医学部入試における面接は、受験生の人間性や志望動機を評価する重要な要素です。特に圧迫面接は、その名の通り受験生を圧迫するような形で行われることがあります。今回は、医学部入試における圧迫面接の特徴や対策について解説します。
まず、医学部入試の面接は様々な形式がありますが、個人面接、集団面接、集団討論などが一般的です。その中でも圧迫面接は、受験生に対して過度な圧力をかけることで、その対応や反応を見極めようとするものです。
このような時代に圧迫面接がまだあるのかと思うかもしれませんがあります。多少少なくなりましたが対策は必要です。
圧迫面接の特徴
圧迫面接では、以下のような特徴があります。
- 「なぜ?」と何度も聞かれる: 面接官が受験生の回答に対して何度も理由を求めたり、深堀りしてくることがあります。これは受験生の本当の考えや価値観を見極めようとする意図があります。ありがちな対応なので詰まらないようにロジックツリーを組んでいけば大した質問ではありません。
- 否定的な発言、態度: 面接官が受験生の回答に対して否定的な態度や発言をすることがあります。これは受験生の対応力や自己主張力を試すためのものであり、受験生は冷静に対処する必要があります。患者から手術や薬に対して否定的なことを言われることも医者としては日常茶飯事です。そういった状況に柔軟に対応できるかを計られています。
- 威圧的な態度をとる: 面接官が受験生に対して威圧的な態度をとることがあります。これは受験生の自己表現能力やコミュニケーション能力を試すためのものであり、受験生は自信を持って対応する必要があります。不安になる気持ちやこんな大学の医学部行きたくないと思うかもしれませんが向こうも演技です。それに実際の会社と違い直属の上司になるなんてことはありませんから変に落ち込まずその場をどうしのぐかだけを考えましょう。
具体的な対策
さて、圧迫面接の特徴や対策を理解した上で、実際の面接でどのような質問や状況が想定されるのか見ていきましょう。
- 「自分の志望動機について」: 受験生の医師志望の理由に対して、過度な質問や否定的な意見が出される場合があります。これに対処するには、自分の意志や経験をしっかりと語り、自信を持って対応することが大切です。医者じゃなくてもできるよね?薬学部でもいいんじゃないの?などと言われたときに明確に答えられるようにしましょう。
- 「浪人生(多浪)・再受験生・女性」: 浪人生や再受験生、女性受験生に対して、過度な質問や差別的な意見が出される場合があります。これに対処するには、冷静に事実を述べ、自己主張することが必要です。女性は出産や育児などでやめたりしないのか等詰められる可能性があります。昨今の共働き家庭の増加などを軸に話を切り返しましょう。多浪生や再受験生は変なプライドを持っていないかを向こう側が見ています。例えば他大学を蹴って浪人している場合など、明確な質疑応答が必要です。将来プライドばかり高い扱いづらい医者が蔓延らないように大学側も注意しています。
- 「家庭環境への過度な質疑」: 受験生の家庭環境や経済状況について、過度な質問が出される場合があります。これに対処するには、自分の立場や考えをはっきりと述べることが重要です。ただ昨今の情勢的にあまり考えにくいでしょう。一昔前では母子家庭では高額な学費の支払いに苦慮するのではないかと探りを入れる場合がありましたが今は下手に踏み込むと大炎上しかねない問題なので医学部側も考慮しています。ただゼロとは言えないのである程度の切り返しは用意しましょう
- 「煽りを入れてアンガーマネジメントを見る」: 面接官が受験生の神経を逆なでするような行為をする場合があります。とにかく医者という職業はコミュニケーションに尽きます。時にイライラすることもありますがいかに患者にそれを悟られないかが重要です。医者と患者の関係性を構築するのに問題がない性格かを見ています。「私は医者なんだから素人の患者は黙ってそれに従えばいい!」といった態度を取らない人間を求めています。まさかそんなことをしないとはだれもが思っていますがふとした瞬間に本性が表れるのでそこを調べています。これに対処するには、冷静さを保ち、自分の意志をしっかりと表明することが肝要です。
以上のように、圧迫面接は受験生にとって大変な試練ですが、適切な対処法を身につけることで乗り越えることができます。自分の意志をしっかりと持ち、冷静に対応することが大切です。