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医学部入試の英語対策:自由英作文の攻略法
医学部入試において、英語の自由英作文は多くの受験生が苦手とする分野です。正確な英文を書く必要があるだけでなく、書く内容も自分で決めなければならない難しさがあるからです。しかし、適切な対策を講じれば、この分野で高得点を取ることができ、他の受験生との差を広げることができます。今回は、自由英作文の効果的な対策について解説します。
基本の基本:単語、文法、定型表現の暗記
自由英作文では、自分の頭の引き出しから英文を紡ぎ出すため、単語や文法の知識が欠かせません。これらをしっかりと習得してから自由英作文の練習を始めましょう。また、特定の状況で使える定型表現も覚えておくと便利です。英作文は基本的に減点法で採点されるため、巧妙な言い回しよりも間違わないことを重視して勉強しましょう。
自由英作文は自由に解いていい英文ではない
自由英作文は、名前に反して自由ではありません。テーマが与えられ、そのテーマに沿って自分の意見を明確に述べる必要があります。がちがちなルールに沿って解いていく英文ということになりますので自由の意味をはき違えないようにしましょう。以下の二つのポイントを押さえることが重要です。
- 自分の意見をはっきり書くこと
- 文中で賛成か反対かを明確に述べることが求められます。例えば文中の内容に賛成か反対か述べよという問題で、意見を言うことを恐れ良い面も悪い面もあるといった曖昧な意見は避けましょう。自分の意見を一貫して支持する文章を構築することが重要です。
- 試験問題は踏み絵ではありません。この意見に対して賛成だったから、反対だったから落ちるというような思想統制は行われていません。むしろ賛成か反対か述べよという問題なのに曖昧な解答をするとこの受験生は問題の意味が分かっていないなと思われ減点されたりひどい場合0点になります。変な忖度はいりません。しっかり書きましょう。むしろとらえ方によっては反対か賛成かで自分が書きやすい文章を選べる良問ととらえることもできます。
- 出題文の通りに解答すること
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- 必ず出題文の指示に従って求められている点全てに触れることが必要です。例えば「〇×の内容にについて、①~③まで3つの観点があります。そこから自身の意見を述べよ」という出題があったとします。ここでやりがちなケースとして3つ触れるのは大変だから2つでいいやと勝手に切り捨てたり3つ目までに文章が長くなりすぎたから最後のは取って付けたレベルの文章しか書けなかった。となるとこれは全ての観点に触れていないと見なされ減点される可能性があります。
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- 他の学部であれば少々の減点で済むかもしれませんがあなたの受験する大学は医学部です。医者が患者の容体が3つあるのに他にもたくさん悪いところあるから2つでいいや。という診療が許されると思いますか?そんなわけがありません。医学部に入るということは医者になることと直結します。医学部受験ではそういう細部までやり切る意思や性格的な問題も細かにチェックされる試験だということを忘れずにいてください
英作文が出題される大学
ほとんどの国公立大学や、一部の私立大学(慶應義塾大学、岩手医科大学、順天堂大学、聖マリアンナ医科大学、東海大学、大阪医科大学、兵庫医科大学、産業医科大学)で英作文が出題されます。
英作文が出題されない国公立医学部
- 国公立医学部
岐阜 愛媛 高知 大分 山梨(英語を課さない) 群馬(英語を課さない)※ただし小論文に英語読解有
- 私立医学部
- 前項記述以外の私立医学部
国公立医学部や一部私立医学部を受験する際は英作文が必須に
国公立医学部を受験する人は確実に必要になるでしょう。上記の6大学しか無い上に山梨は後期のみですし小論文に英語が出ればそこで英語力を確認しますと言われているようなものなので実質4校のみ。しかし国公立大学というのは医学部に限らず共通テストの結果によって出願大学を変えることが基本です。つまり最初から○○大の狙い撃ちということが国公立医学部ではできません。また仮に狙い撃ちしたとしても同様のことを考える受験生は多いため他での高得点勝負が求められるケースが多くなります。諦めて英作のない私立を目指すことが無難でしょう。
医療系テーマへの対応
医療系のテーマが出題される可能性がある大学では、医療系英単語の知識が重要です。しかし、高校生レベルの医学英語で十分対応できますので、難しい単語を無理に覚える必要はありません。日常の単語学習の中で医療系の単語に注意して覚えましょう。
英文和訳と和文英訳
英文和訳の対策としては、複雑な文構造の英文を練習し、医療系英単語の理解を深めることが必要です。和文英訳の対策としては、日本語特有の表現をどのように英語に訳すかを重点的に練習しましょう。過去問や問題集を活用して、多くの例題に取り組むことが効果的です。
長文読解の対策
医学部英語の長文読解では、医療系のテーマが頻出です。過去問に加えて、海外の医療系論文や雑誌にも目を通し、医療系の文章をスムーズに読む練習をしましょう。テーマとしては、iPS細胞、認知症、クローン技術、感染症、高齢化問題、臓器移植の倫理問題などがよく取り上げられます。
最後に
自由英作文や長文読解は、多くの問題に触れ、実際に書く練習を積むことで、飛躍的にスキルが向上します。過去問や問題集を活用し、様々なテーマに対応できるよう準備を進めましょう。しっかりとした対策を行うことで、医学部入試の英語で高得点を目指しましょう。
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