2023.12.11

医学部受験における“地域枠”の重要性

医学部受験における“地域枠”の重要性

医学部への合格は、受験生にとっては大きな目標です。その道のりは決して容易なものではなく、特に私立医学部は高い難易度を誇ります。

最近の志願動向を見ると、大学受験の総体的な受験生数は減少している一方で、私立医学部の人気は安定しているようです。そして、近い将来の入試においても、難関度は高いままでしょう。

医学部合格を目指す受験生にとって、地域枠の活用は非常に有益な選択肢です。地域枠では一般枠に比べて合格基準が緩和されており、昨年の昭和大学医学部の結果もその一例です。

昨年の昭和大学医学部1期の一般枠合格最低点が231点であるのに対し、新潟県地域枠は180点、静岡県地域枠は189点、茨城県地域枠は202点でした。つまり、地域枠ではかなり低い点数で合格が可能となっています。

このような傾向は過去数年間にわたって続いており、一般枠との合格基準に大きな差が見られます。例えば、一般枠では各科目58点が必要とされる中、地域枠では45点で合格できる場合もあるのです。

地域枠の重要なポイントは、出身地に制限がないことです。大半の地域枠は全国の受験生が受験可能です。ただし、地域枠の受験には卒業後に約10年程度の「義務」が生じる場合もありますので、それをしっかりと確認することが重要です。

もし今年こそ医学部合格を目指すのであれば、地域枠を活用することで合格のチャンスを広げることができます。ただし、地域枠の選択にはしっかりと情報を集め、その後の義務についても考慮することが大切です。医学部への夢を叶えるための一つの選択肢として、地域枠を検討してみてください。

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