医学部受験におけるNG行動と対策
医学部受験は、高いレベルの知識と確かな対策が必要です。しかし、受験生が陥りがちなNG行動もあります。ここでは、それらのNG行動と、それに対する対策について考えてみましょう。
NG行動1:徹夜を厭わず勉強
夜型の生活や徹夜は、健康面や集中力の低下に繋がります。また、詰め込み型の勉強は疲労を引き起こし、本番での集中力を奪います。夜型くらいいいじゃないかと思いがちですが医学部の試験は朝から始まります。試験期間中に生活リズムがずれていると朝のテストでパフォーマンスが下がってしまいます。意識的に改善しましょう。医学部受験は長期戦です一日二日徹夜して勉強したところでどうにもなりません。むしろ体調を崩して勉強時間が減ってしまうかもしれません。テスト前の一夜漬けのような勉強習慣は捨てましょう。
対策:
- 早寝・早起きの習慣を身につける:本番に向けて、朝の時間帯に集中できるようにする。
- 余裕を持った計画を立てる:試験までのスケジュールを立て、無理のない勉強量を確保する。
NG行動2:計算式を煩雑に書く
計算式が乱雑だと、後から修正する際にミスを見つけにくくなります。また計算中にも戻りづらくなる上に読み間違いなどでケアレスミスを引き起こします。数理科目では序盤で計算ミスをすると芋づる式に全部バツになったりします。そうすると大門丸まる一つ落とし不合格になるので気をつけてください。ケアレスミスは厳禁です。
対策:
- 綺麗に書く練習をする:計算用紙上で計算式を整えながら書く練習を行う。
- 見やすい大きさで書く:採点者が読みやすいよう、適切な大きさで書くことを心がける。
- 普段から試験用紙での解答を練習する:模試などを受ければどれくらいの計算用紙があるか感覚がつかめると思います。今はタブレット端末などで勉強することもできますが余白が無限のため試験場での場慣れにつながりません。紙に書いて勉強しましょう。
NG行動3:文字を大きく書かない
解答用紙の場合は小さく書いた文字は見づらく、採点者が読みにくくなります。あまりに大きく書いて計算スペースがなくなるのは問題ですがある程度の計算スペースは用意されていますし記述問題の場合は計算させることを念頭に置いているのでそれなりの文字で書いて問題ありません。とくに女子生徒に見られる問題点です。
対策:
- 読みやすい大きさで書く:文字を大きく書くことで、採点者が読みやすくなる。
- 丁寧な字で書く:見た目が美しく、読みやすい文字で書くよう心がける。
NG行動4:英語の長文問題でいきなり本文を読み始める・英作文の練習を後回しにする
長文問題では問題文を読んでから本文に移ることが重要です。時間が限られている試験では時間を有効活用しましょう。また英作文の練習を怠ると、最後の問題で点数を取りにくくなります。まんべんなく高得点を取る必要のある医学部受験ではどこかを排除して合格することはできません。隅々まで抜かりなく勉強しましょう。
対策:
- 問題文を先に読む:何を求められているのかを把握し、本文を読む際のポイントを把握する。
- 英作文の練習を積極的に行う:日常的に英作文の練習を行い、自信をつける。
- 要点を押さえたシンプルな表現を意識する:複雑な表現よりも、明確な意思を伝えることを重視する。
まとめ
医学部受験は一筋縄ではいかない厳しい試験ですが、適切な対策を行うことで必ず合格できます。時間配分や問題解決能力、メンタルの強化など、さまざまな側面から対策を講じましょう。