2024.06.13

医学部合格に向けて夏に何をすべきか:入試から逆算する学習戦略

夏の計画を立てるために必要な大きな計画

夏休みは受験勉強において非常に重要な期間です。しかし、この期間を最大限に活用するためには、もっと大きな計画が必要です。具体的には、入試から逆算して、冬、秋、そして夏に何をすべきかを計画することが重要です。以下に、その方法と戦略について詳しく説明します。

入試から逆算した学習計画

入試は早い私立大学で1月から始まります。国公立大学を目指す場合でも、1月には共通テストがあります。したがって、12月には過去問である程度の点数が取れる状態に仕上げることが目標となります。過去問研究にしっかりと時間をかけ、入試本番の得点力をつけることが大切です。早ければ早いほど良いですが、学校の進度も考慮し、遅くても夏の終わりから秋には解き始めることが望ましいです。

夏前の準備

夏の終わりまでには一通りの問題を解く準備を終える必要があります。大まかに言えば、夏前にインプットを終え、アウトプットに移れるようにすることです。受験に必要な科目のインプットをすべて終わらせるとなると、学習進度にもよりますが、かなりの量になります。特に国公立大学を志望する場合、共通テストの科目も含めると最大6教科あります。

インプットのバランス

受験生全員が全教科を夏前にインプット完了するのは理想ですが、現実的には難しいこともあります。しかし、差があっても大丈夫です。重要なのは戦略を立てることです。例えば、英語と数学はあと少しでインプットが終わりそうなら、6月までは優先的に時間を使い、理科は1日おきに進めるなどの計画を立てます。

7月末までの目標

過去問や総合的な問題を解く際に必要な基礎力や瞬発力を身につけるため、基礎レベルのテキストを3周はしておきましょう。英語と数学に特に集中し、その2科目が早期に磐石なものとなれば、他の科目や共通テスト対策に時間を割くことができるようになります。

夏の学習計画

夏休みは特に戦略が大事です。全ての科目で高得点を目指すのは理想ですが、現実的には難しい場合もあります。大切なのは入試本番に自分の志望校で合格点が取れることです。過去問研究を通じて、どの科目のどの出題で点数を取るのかを見極めましょう。

基本事項の整理

基本事項が整理できていない教科では、教科書レベルの内容からしっかりと学び直すことが重要です。例えば、数学の計算力が不足していれば、毎日10分~20分程度、問題集を使用して計算力を上げるように努力します。英語が苦手であれば、文法事項を中心に知識を整理し、習った英文を音読するなどの地道な努力を続けましょう。

夏の終わりから秋への移行

夏休みの努力が実を結ぶのは、9月、10月、11月です。この時期に学習の成果が見えるようにするためには、夏休み中の努力が不可欠です。自分が決めた計画を遂行し、強い実践力を持って取り組むことが、医学部合格への鍵となります。

結論

受験勉強は戦略と計画が重要です。特に夏休みは、その計画を実行に移す絶好の機会です。入試から逆算し、各シーズンで何をすべきかを明確にし、戦略的に学習を進めましょう。そうすることで、医学部合格という目標に一歩近づくことができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
医学部合格メソッド公開中!