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東京慈恵会医科大学の魅力と特徴
歴史と概要
東京慈恵会医科大学は、大正10年(1921年)に財団法人東京慈恵会医科大学として設立され、昭和26年(1951年)に学校法人慈恵大学と改名されました。正式には「学校法人慈恵大学・東京慈恵会医科大学」と呼ばれ、医学部医学科、看護学科、大学院医学研究科、慈恵第三看護専門学校、慈恵柏看護専門学校、そして4つの大学附属病院を運営しています。これらが一体となって、教育、研究、診療に貢献しています。
教育理念とカリキュラム
東京慈恵会医科大学は、「病気を診ずして病人を診よ」という建学の精神を掲げており、全人的な医学・医療を実践し、人間中心の医療を追求する人材を育成しています。6年一貫の統合型カリキュラムは、基礎医学、社会医学、臨床医学が有機的に連携しています。1年次は国領キャンパスで総合教育を学び、2年次からは西新橋キャンパスで本格的な医学専門教育を受け、4年次から6年次には臨床医学教育が主体となります。
キャンパスと附属病院
東京慈恵会医科大学には新橋キャンパスと国領キャンパスがあります。1年次は国領キャンパスで授業と部活動が行われ、2年次以降は新橋キャンパスで学びます。附属病院には、柏、国領にある第三病院、葛飾などがあり、新橋の本院は2020年に外来棟がリニューアルオープンしました。
実習と自由度の高さ
4年次から6年次にかけて、臨床医学教育が中心となり、学外実習をはじめ、人間性や倫理的判断、国際性、コミュニケーション能力などを養うカリキュラムが通年で実施されます。特に、5年次後期から6年次前期の診療参加型臨床実習では、学内外の医療機関や基礎医学研究所、海外の病院などで学ぶことが可能です。
大学生活を満喫できる魅力的な立地
慈恵会医科大学の最大の魅力はその立地です。最寄り駅は新橋、御成門、神谷町、虎ノ門、霞ヶ関など複数あり、銀座や六本木、東京駅などに電車で10分以内でアクセスできます。放課後や登校前に周辺で食事やカフェを楽しむことができ、大学生活を満喫できる環境が整っています。
人間性を育む教育
慈恵会医科大学は知識や技術だけでなく人間性を育てることを重視しています。先述した「病気を診ずして病人を診よ」という理念のもと患者の悩みを理解し解決することができる医師を育成しています。この考え方は教育カリキュラムにも反映されており学生同士の交流が活発であることも特徴です。面接でもこのあたりに触れて話すことを意識しましょう。
医学科の学生数は他の大学と比べて少ない
東京慈恵会医科大学の医学科の学生数は671名と他の大学と比べて少なくなっています。その分慈恵会医科大学では学年を超えたつながりができやすい環境です。またサークルや部活動も盛んで部活内での交友も活発です。
医学部入試情報
2023年度の医学部入試では、医学科の募集人員は105名で、理科の試験科目は物理、化学、生物から2科目を選択します。慈恵会医科大学の医学部は非常に人気が高く多くの受験者が集まります。私立御三家の名に恥じない難易度となっています。
学生生活と授業内容
1年次の国領キャンパスで教養科目を学び、2年次以降は新橋キャンパスで解剖や組織学などの基礎医学を学びます。3年次には寄生虫やウイルス学など、ユニークなカリキュラムが展開され、研究室配属も経験します。試験は2学期制で行われ、形式は年次によって異なります。
私立御三家の名門を選ぶか学費の安い国公立医学部を選ぶか
合格者の約6割は他大学医学部に進学している現状があります。やはりその多くは国公立医学部です。
私立医学部ゆえ学費の高さは無視できない要素です。しかし慈恵は私立の中では学費が抑えられておりなにより東京都市部にあるという立地が魅力的です。
慈恵を蹴って国公立医学部に通うとなった場合は地方の国公立医学部なのか地元の国公立医学部なのかで変わるでしょう。
家から通える国公立医学部ならば多くはそちらを選択しますが、仮に慈恵に実家から通えて下宿の必要な国公立医学部に受かった場合はよく考えたほうがいいでしょう。医学部の場合は医者という職業の特性上地方は地方で医者になる人材を求めています。地方の国公立医学部から都市部で勤務となると地域枠出なければ不可能ではないですがもともと都内にある慈恵と比較した場合確実に東京勤務は難しくなります。
家庭の事情と受験生本人の意向、将来のライフプランが非常に大切になってきます。しかし実際に起こるとすれば贅沢な悩みですね。
まとめ
東京慈恵会医科大学は立地の良さと充実した教育カリキュラム、人間性を重視した教育方針が魅力です。多くの学生が放課後や登校前に都市部周辺での食事やカフェを楽しめる環境、充実した大学生活を送っています。将来の医師を目指す方にとって、魅力的な環境と教育が整った大学です。学費の高い私立医学部ですがここと国公立医学部に両方受かった場合どちらに行くかかなり悩むことは間違いありません。