2024.05.12

医学部留年率の現実:留年が増加している理由とその影響

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医学部留年率の現実:留年が増加している理由とその影響

「留年」と聞くと、多くの方が不安を感じるかもしれません。医学部においても、留年は身近な問題であるようです。現在、医学部では5人に1人が留年しているとのデータがあります。これは驚くほど多く感じるでしょう。なぜ医学部での留年が増加しているのでしょうか?そして留年することによる影響とは何でしょうか?

医学部での進級条件と難しさ

医学部では、単位を1つでも落とすと留年してしまいます。通常試験は本試験と再試験の2回だけです。再試験に合格できなければ進級はできません。もっとも再試験すらない大学も存在しますが。この厳しい進級条件により、学生は毎日多くの課題に取り組むことになります。留年が1度でも起きれば、2回目の留年で退学処分となる大学が多いため、医学部生は留年を避けるために努力しなければなりません。

留年率増加の要因

医学部での留年率が増加している理由には、以下のような点が挙げられます。

  • 履修科目の難易度:解剖学や生理学、生化学などの基礎医学科目は、専門性が高く、多くの医学生がつまずくポイントです。
  • 進級の厳しさ:単位を落とすと留年するため、学生は多くの科目をこなさなければなりません。
  • 大学の医師国家試験合格率上昇:大学は医師国家試験の合格率を上げるため、進級基準を厳しく設定しています。受かりそうもないやつを留年させて受験させなければ合格率を下げることもないということです。

留年のデメリット

当然ですが留年にはいくつかのデメリットがあります。

  • 医師になるまでの時間が延びる:留年により医師になるまでの道のりが長くなります。ただ卒業さえしてしまえば留年差別などはあまりないため卒業できるように頑張りましょう。
  • 学費の増加:留年すると、学費が追加でかかります。私立医学部の場合、その金額は年間500-700万円にもなります。
  • 退学のリスク:2回の留年で退学処分となる大学が多いため、留年は退学に直結します。

医学部での試験と再試験

医学部の試験は、医学系科目だけでなく教養科目も含まれます。試験の難易度は高く、再試験が救済策として用意されていますが、合格点を取らなければなりません。再試験でも不合格になれば、留年につながります。

まとめ

医学部での留年は厳しい進級条件や難易度の高い履修科目が主な原因です。留年には時間や費用の増加、退学のリスクが伴います。学生たちはこれらの課題に対して努力し、進級を目指さなければなりません。医学部に入学したからには、しっかりと学び、留年せずに卒業できるように取り組んでいきましょう。


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