医学部進学過程
1年生
医学部に入学した1年生は、主に数学、物理、生命科学、外国語、一般教養などの科目を履修します。取得しなければならない単位数が多いため時間割は詰まっていますが、授業後に遊ぶ時間や部活、アルバイトの時間も充分に取れます。教養科目の難易度は高くないため、普通に授業に出席していれば試験もほぼ通過できるでしょう。この時期は他学部の学生と同様に大学生活を楽しむことができ、「医学部は忙しい」というイメージとは少し異なるかもしれません。今が遊ぶチャンスです!
医学部専門課程
2年生~3年生前期
この期間は基礎医学に集中します。人体の構造や機能について学ぶ解剖学、生理学、生化学、薬理学、病理学、細菌学などが含まれます。特に解剖実習は非常に忙しく、夜間や休日までかかることもあり、自由な時間はほとんどありません。また、基礎医学の試験は厳しく、追試験に合格しないと留年となる場合もあります。
3年生後期~4年生前期
この時期からは臨床医学の講義が始まります。外科学、内科学、小児科学、産婦人科学、精神医学など、多岐にわたる分野を学びます。授業は主に座学で、試験も控えていますが、終了時刻が遅い実習は少なく、時間のやりくりが可能です。
4年生後期
臨床医学の講義が終了すると、CBT(Computer Based Testing)という試験と、OSCE(Objective Structured Clinical Examination)という模擬診察テストを受けます。これらの試験に合格しないと臨床実習に進めないため、学生は集中して勉強します。
5年生~6年生前期
この時期はポリクリと呼ばれる病院実習が始まります。診療科を数週間ごとに回りながら実際の医療現場に触れ、診察の基本や診療の手法を学びます。実習のための予習・復習が必要で、時間の都合がつけにくくなります。そのため、アルバイトや部活に取り組む学生はほとんどいなくなります。
6年生後期
卒業試験と医師国家試験の準備が中心となります。この時期は授業や講義がほぼなくなり、自習や勉強会が主な活動となります。医師国家試験に向けて、朝から深夜まで勉強漬けの日々を送り、全力で試験に挑みます。
学生生活
医学部の学生生活は学年によって大きく異なります。1年次は他学部の学生と同じように大学生活を楽しむことができ、部活やアルバイトにも積極的に参加できます。しかし、学年が進むにつれて勉強や実習が忙しくなり、自由な時間が減っていきます。特に基礎医学の解剖実習や、臨床実習の期間は非常に忙しくなります。
医学部の女子学生の割合も増えてきており、学生の性格やライフスタイルも多様化しています。部活動やサークル活動、アルバイトなどを通じて広い人脈を築くことができ、これらの経験は将来の医師生活にも役立つでしょう。
恋愛事情
医者と言えばもう爆モテで右も左も美女に囲まれ時間が足りないイメージがありますが医学部生時代はそこまでの価値はあまり感じられていないそう。医学部生はお金があるわけではないですし、むしろ高い学費で困窮しているまであります。貧乏なのにバイトする時間も取れずデートよりもテスト優先の生活をするわけですから、だったら若い内は価値観の合う人と付き合いたいというのが人間の性というものです。卒業がまじかに迫る6年になると急にモテだします。他学科の人は就職が決まりいかに医者というステータスが素晴らしいのかにそこで気づくというわけです。医学部自体は男女比も理系の中ではかなり女子が多く、また看護学部と併設されている大学では女子率もかなり高いので学内での恋愛は活発です。しかし狭いシマなのであまりガッツきすぎて引かれないように注意しましょう。また女子に関しては自分より低収入になるのがわかり切っている男と付き合えないというプライドがあるためか医学部内で恋人を作る人が多いと言われています。
課外活動
医学部生にはクラブ活動やアルバイトの機会も豊富にあります。特に運動系のクラブ活動は活発で、「東医体」や「西医体」といった体育大会に参加することもあります。アルバイトでは、塾講師や家庭教師が人気で、高時給を得られることが多いです。これらの経験は将来の医師としてのコミュニケーション能力の向上にも役立ちます。
まとめ
医学部の進学過程や学生生活は非常に多忙ですが、充実した学びと経験が得られます。特に後半の臨床実習や国家試験の準備は厳しいものですが、それを乗り越えることで医師としての成長を実感できるでしょう。