2024.04.27

医師のキャリア形成において学歴や出身大学は重要なのか

医師のキャリア形成において学歴や出身大学は重要なのか

医師のキャリア形成において、学歴や出身大学の重要性について議論されることがあります。一般的に、有名な大学を卒業した医師の方がキャリアの展望が広がると思われがちですが、実際の現場ではそうした固定観念に挑戦する事例も多く見られます。

下位私立医学部に入ると一生見下される??

下位私立医学部に進学することが見下されるという意見があります。確かに医学部は数が少なく狭い世界なので一部の人々からは私立医学部は質が低いと見なされがちです。医師免許さえとってしまえばこっちのもので特に差別はありません。そもそも医者の世界はは再受験や多浪で年齢なども様々な人間が多く実際にはそうした先入観にとらわれず、自らの能力や志向に応じて目的を見失わなければ大学名は特段関係ありません。まず医者という存在は全員があの苦しい医学部受験を突破してきた存在なわけです。実際に下位の私立医学部だろうとどれだけ入ることが困難か身に染みてわかっているのです。こういった話は本人が卑下する場合がほとんどで実際には見下されるも何もありません。気にする必要は無いと言えます。

医師のキャリア形成においては、大学や医局の選択が重要な要素となる

医師のキャリア形成においては、大学や医局の選択が重要な要素となります。大学医局に所属することで、将来のキャリアや研究の方向性が大きく左右されることがあります。しかし、近年では学閥の影響が薄れ、他大学出身者も歓迎される傾向が強まっています。

面接の際には、医師の学歴や人脈が重視されることがあります。特に病院の採用担当者は、医師の出身大学や医局の経歴を重視し、それに基づいて採用を決定することがあります。ただ冷静に考えてKO病院にはKO出の医者が多い。当たり前ですよね?そこまで気にする必要はないのです。

医師の転職支援会社では、面接時に医師の自己PRよりも学歴や経歴が重視される傾向があります。これは、医師のスキルや経験よりも、出身大学や医局の評価が求人の選考基準として重要視されることを示しています。

要するに、医師のキャリア形成や転職活動においては、学歴や出身大学は一定の影響を持つことは事実でしょう。

しかしこれらは医学部に限った話ではなく一般の大学でも転職などの際に学歴などは記入必須ですからそういった意味では医学部の下位私立だから云々という話とは少しズレています。

医学部のランクの話をしている人は目的を見失っている

まずあなたは医者になりたいのですか?それとも有名な病院で働きたいのですか?いい学歴を手に入れて自慢して歩きたいのですか?どちらでしょう。有名な大学病院で働く夢があるならばそこの大学に行くことが間違いなく一番の近道でしょう。ただ絶対に○○病院で働きたい!という人はほぼいないでしょう。そもそもなぜ自分が医学部を目指しているかをしっかり理解していればこういった悩みは存在しないはずです。医療に携わり医師として人を助けたいという思いを達成するのに必要なものは医師免許であり大学名ではありません。若いうちは大学名が自身を評価する最も大きな指標であるため気にする人も多いですが必要以上にコンプレックスに感じる必要はないと肝に銘じましょう。

開業医として活躍する場合はなおさら学歴は無関係

また開業医として活躍する場合、上位大学出身の医師ではない人が成功するケースも多く見受けられます。実際、経営においては学歴よりも臨床能力や経験が重視される傾向があります。開業医として成功するためには学歴よりも経営に対する情熱や意欲が重要であると言えます。多くの成功例で学歴に関わらず経営に対する強い意志を持つ医師が活躍しています。嘘だと思うならば町医者を訪ねて学歴を聞いて回ってください(責任は持ちません)。会社を立ちあげ経営者となることに不安を覚える人も多いと思いますがそこで最大の力を発揮するのが医師免許です。大きな大学病院だけではすべての患者はさばききれないためまずは地域のかかりつけ医にかかって診察を受けなければなりません。必ず必要な施設であるにも関わらず長期間勉強して手に入れた資格がないと始めることができません。そういった観点でも普通の自営業とは違いますから大失敗ということも少ないでしょう。

結論:医者になるのに大学名は関係ない

医者になるうえで大学名は関係ありません。どこの大学に行くことも困難な医学部受験ですから合格することを第一に考えましょう。つまらないプライドに縛られて選択肢を狭めないようにしましょう。

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