2026.02.26

埼玉医科大学医学部後期入試は前期より難しい?前期の違いと特徴解説

埼玉医科大学医学部後期入試は前期より難しい?違いと特徴を徹底解説

埼玉医科大学に限らず「後期は難しい」というイメージを持っている受験生は多いと思います。でも実際のところ、埼玉医科大学医学部の後期入試は、前期と何が同じで何が違うのでしょうか。この記事では、入試データや試験科目の傾向をもとに、前期との比較を交えながら後期入試の特徴を整理していきます。

埼玉医科大学一般入試後期

配点や試験科目、形式は前期と一緒

埼玉医科大学医学部の一般選抜後期は、試験科目・配点・試験形式のすべてが前期と同じです。1次試験は数学(50分・100点)、理科2科目選択(90分・各100点)、英語(70分・100点)の合計400点満点。数学・理科・英語はすべてマークシート方式です。さらに小論文(60分・段階評価)があり、小論文は1次試験の得点には反映されず、2次試験の判定で使用される点も前期と変わりありません。

前期と後期の違い

前期と後期で異なるのは、主に「定員数」と「試験日」です。当たり前か。前期の定員が60名であるのに対し、後期の定員は20名。2025年度入試では、後期の正規合格者数は20名に対し、1次試験受験者数は1,564名でした。一方の前期は2,248名の受験者に対して65名が正規合格しています。倍率だけを見れば後期のほうが数字は大きくなりますが、合格最低点は前期280点・後期248点(いずれも400点満点中、2025年度入試)と、後期のほうが低い結果になっています。問題の難易度やボリュームは変わらないものの、受験者の層や得点分布の違いが数字に表れていると言えます。

各科目別の対策

英語

英語の試験時間は70分で、解答方式は全問マークシートです。大問は2024年度から5題構成から4題構成となり、文法問題1題と長文読解3題という組み合わせになっています。英文の量は試験時間に対してかなり多めで、速く正確に読み進める力が求められる試験です。医学系のテーマだけでなく、エッセイなど多彩なジャンルの文章が出題されます。文法・語彙の基礎力と、長文を素早く処理するスピードの両立が問われます。

数学

数学の試験時間は50分と短く、大問は4題構成です。第1問は小問集合、残りの3題は各分野からの出題となっています。確率が頻出テーマとして知られており、平面図形・積分・数列なども繰り返し登場します。問題の難易度自体は私立医学部のなかでは取り組みやすいレベルとされていますが、時間的な余裕は少なく、解答スピードと問題の取捨選択が合否を左右します。

理科(化学・物理・生物)

理科は物理・化学・生物の3科目から2科目を試験当日に選択します。2科目合わせて90分、各科目約45分が目安です。

化学

大問3題構成で、無機・有機・理論の各分野から幅広く出題されます。知識問題の割合が高く、細かい事項まで問われることがある点が特徴です。科目間の時間配分にも注意が必要です。

物理

大問3題構成で、標準〜やや難しい問題が中心です。45分という時間制限のなかでケアレスミスなく解き切ることが求められます。頻度の低いテーマが出題されることもあり、偏りなく学習しておく必要があります。マークシート形式なので当然途中経過は加味されません。45分で解ききれる量ではないため化学(生物)を早々にやめない限り解き終わらない。そのため切り上げが肝心、しかしマーク式なので半端に終わらせると点が入らないことが難点で塩梅が難しい。

生物

大問4題構成で、化学・物理と比べて大問数が多いのが特徴です。扱われるテーマは特定の分野に偏らず一般的ですが、各大問の文章量が多く、読み解くのに時間がかかります。知識問題は標準的なレベルが中心ですが、考察問題も出題されるため、図やグラフの読み取り力も必要です。

小論文は時間が短い

小論文の試験時間は60分です。この60分のなかで、和文2題・英文1題の計3つの大問に取り組む必要があります。設問ごとの解答字数は100〜200字程度が中心で、下線部の説明・要約・和訳・英訳といった形式が中心です。「自分の意見を論じる」タイプの問題はほとんど出題されない傾向があります。文章自体の難易度は比較的易しく設定されていますが、この入試における最大の難所は「時間」です。60分で3つの大問を読み、かつ記述解答を完成させるには、素早く読んで端的に書くテンポ感が不可欠です。

まとめ

埼玉医科大学医学部後期入試は、試験内容・配点・形式の面では前期と一切変わりがありません。異なるのは定員数(20名)と試験日のみです。合格最低点は近年の入試データを見ると後期の方が低く出ており、問題の難易度そのものが後期だから特別に高いというわけではないことがわかります。ただし、後期は受験者数に対する合格者数の絶対数が少なく、倍率は非常に高くなります。前期との対策上の差はほとんどなく、各科目の傾向も共通しているため、前期の対策がそのまま後期にも活きる構造になっています。

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