2024.05.02

多浪を差別しない医学部はどこなのか ランキング形式で紹介

多浪生の合格率が高い医学部をランキング形式でまとめた表をご提供します。データは文部科学省が不正入試発覚後に公表した調査結果から編集しています。

下記の表の上にある大学ほど年齢による差別がすくなく多浪や再受験でも入りやすい大学であることを示しています。

国公立大学医学部

大学名 現役 1浪 2浪 3浪 4浪
島根大学 39.8 32.0 5.8 4.9 17.5
滋賀医科大学 41.0 22.0 12.0 4.0 21.0
九州大学 43.8 25.9 9.8 1.8 18.6
熊本大学 48.3 12.9 14.7 7.8 16.4
横浜市立大学 62.9 21.6 4.1 4.1 7.2
鳥取大学 40.0 40.0 6.4 4.5 9.1
富山大学 33.0 41.1 9.8 3.6 12.5
香川大学 50.0 24.1 9.8 6.3 9.8
山形大学 45.1 27.9 10.7 5.7 10.7
高知大学 30.0 48.2 8.2 4.5 9.1

私立大学医学部

大学名 現役 1浪 2浪 3浪 4浪
川崎医科大学 3.7 18.1 23.7 27.4 27
岩手医科大学 13.4 32.9 17.6 13.9 22.2
久留米大学 15.5 32.6 19.7 10.9 21.2
北里大学 40.4 27.4 10.4 9.1 12.6
東海大学 30.5 31.5 15.5 9 13.5
金沢医科大学 20.4 30.8 21.6 12.8 14.4
東北医科薬科大学 11.9 34.8 24.7 9.7 18.9
福岡大学 18.4 41.2 18.4 7.6 14.4
帝京大学 21.4 32.4 22.4 6.2 17.6
聖マリアンナ医科大学 31.1 35.8 17.5 75 8

 

多浪年齢差別をしない医学部ランキング

国立私立共に寛容度ランキングトップ10を記載しました。

これらのデータを参考にして、多浪生として合格率が高い医学部を選択する際の参考にしてください。

このデータからわかることとは

国公立医学部は年齢差別が少ない

国公立医学部はこのランキング外を見ても比較的年齢差別は少ない傾向にあります。

国の機関でありそういった差別がもともと発生しないようにある程度の配慮が見受けられます。

あえて言うならば地方との結びつきが強い国公立医学部はやや年齢差別が強い傾向にあります。

地方は慢性的な医者不足に苦しんでおり合格後に地元で長く医師をしてくれることを望んでいます。そういった背景を考えるとある程度の地元の若年層優遇は仕方ないのかもしれません。

また旧帝大に付随する医学部もあまり寛容ではない数値が出ています。しかしこれは旧帝大という特徴上限られた秀才が集まるという特性もあります。純粋に脳の機能は若い人のほうが高いパフォーマンスを発揮できますので旧帝大レベルになってしまうとそういったところでのわずかな差も顕著に表れてしまうというところもあると言えるでしょう。

私立医学部は年齢による差別が顕著

このランキングに入っている聖マリアンナ医科大学以下の大学では医学部においての年齢差別はかなり顕著で大幅な減点が行われてきました。不正で大きな問題となった東京医科大学は勿論や兵庫、産業、埼玉医科大学などでも浪人生の数が圧倒的に少ないです。大学側として受け入れたくないという意思が垣間見えます。

勿論純粋に点数が足りなかった可能性もありますから一概には言えません。しかし多浪で受験する以上は注意すべきでしょう。

国公立医学部は差はあるとはいえ私立ほど大きな差ではありません。医学部で多浪、再受験をする人で私立を受けないという人はいないでしょうからあらかじめしっかりと自分の受験校を調べて絞る必要があります。

そもそも受かる余地のない大学を受けて受験料や時間、メンタルを浪費する必要はないのです。自分を正当に評価してくれる大学を見つけて受験するようにしましょう。これ以上医学部の受験で無駄な時間を使わないでください。

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