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奈良県立医科大学の入試事情と変遷に迫る
奈良県立医科大学が令和6年度において、医学部医学科の一般選抜前期日程の欠員補充第2次募集を発表しました。
大変珍しいケースですが受験生からしてみれば最後の大チャンスかもしれません。
1. 奈良県立医科大学はなぜ定員割れしたのか
奈良県立医科大学医学部医学科の前期試験では今年から2次試験で学科を廃止し、小論文のみ100点としました。実質共通テストのみの入試内容に受験生側からすれば不透明感が生じ、本来の受験層が受験を避けてしまい、結果として受験者のレベルが低下したことが奈良県立医科大学で定員割れが起きた原因と考えられています。2024年の前期試験では、募集人員は22名のところ合格者はわずか12名で、定員割れが生じました。
奈良県立医科大学前期試験2次募集内容正式発表
先日ついに奈良県立医科大学二次募集試験についての詳細が公表されました!こちらをご覧ください。
2. 一般前期入試が定員割れ
前述の通り奈良県立医科大学医学部医学科の一般前期入試では、募集人員22名に対して57名が志願しましたが、合格者はわずか12名。つまり、定員割れが発生しました。これは公立大学としては異例の事態であり志願者が上回っているのにもかかわらず不合格とした背景にはよほど大学側としてレベルを満たしてない受験生が集まってしまったのではないかと推察されます。
共通テストのみの学力測定に不透明な小論文のみのテストこれではどの受験者層も受験を躊躇してしまうようです。
実質共通テスト高得点者のみ合格というようなところに見受けられます。しかし高得点が取れていればより上のレベルの国立や都市部の大学を受けに行くため奈良県立医科大学は受験しなかったということになったのでしょう。
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奈良県立医科大学医学部医学科の後期日程についても触れています。こちらも併せてごらんいただくとなぜ前期試験で定員割れが起きたかより深く理解できると思います
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3. 2次試験学力試験廃止と入試難易度
奈良県立医科大学は、今年から医学部医学科の2次試験の内容を変更しました。学力試験を廃止し、小論文と面接のみに絞り込んだのです。これにより、学力に自信を持てない受験生が出願するケースが増えた可能性があります。しかし、その結果が一層の定員割れとなり、奈良県立医科大学にとっては予測しがたい事態となったようです。
大学側からすれば予想だにしない結果となったかもしれませんがある種当然の結果とも見受けられます。医学部受験は面接と小論文は必須で実施されますが、指定校推薦でもない限り面接と小論文のみに力を入れている受験生はいません。極端なことを言えば全生徒が苦手範囲のみでの試験だけで勝負させられるというような環境になってしまったのです。
4. 欠員補充第2次募集の実施
定員割れとなった結果、奈良県立医科大学は欠員補充第2次募集を行うことを発表しました。募集人員は10名で、出願受付は令和6年3月28日からで、持参のみ受け付けるという厳格な設定です。願書は持参のみというところがシビアな設定です。県立大学ということもあり奈良県内の受験生を集めたいという狙いがあるのかもしれません。しかし受験生側からすればチャンスであることに変わりはありません。対応できる受験生はチャレンジしてみる価値は大いにあるでしょう。
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最後まで受験を続ける受験生はこちらもご確認ください。
5.共通テスト高得点で二次を失敗した受験生は再逆転のチャンス
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