2025.05.31

女子が入りやすい医学部はどこ?女性の進学・合格状況とおすすめ大学

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女子が入りやすい医学部とは?女性の進学・合格状況とおすすめ大学を解説

かつて「医学部は男子の進学者が多い」というイメージが根強くありました。しかし、時代は変わりつつあり、近年では女性の進学者や合格者も確実に増加しています。「医学部を目指したいけれど、女子が不利にならない大学はあるの?」という疑問を抱えている受験生や保護者の方も多いでしょう。

本記事では、最新のデータをもとに、女性が進学しやすい医学部やその特徴、また女子にとって魅力的な大学の選び方について詳しくご紹介します。


女子の医学部進学は難しい?背景にある問題とは

医学部は高偏差値と厳しい競争で知られており、男女問わず難関であることに違いはありません。しかし、2018年に報道された「女子受験者への不正な得点操作」によって、一部の大学で女性が不利に扱われていた実態が浮き彫りになりました。

この問題では、特に私立大学において、女性や複数年浪人している受験生に対し、入試点数を不当に操作するケースが発覚。報道後、文部科学省の調査により10校以上の大学が関与していたことが判明しました。

しかし、こうした問題をきっかけに、公平な入試運営を求める声が高まり、現在では改善が進められています。


現在の女子合格率は?文部科学省のデータから読み解く

令和6年度(2024年度)の統計によると、国公立大学および私立大学医学部への受験者は計13万人を超え、その中で女性の合格率も年々上昇しています。

合格者に占める女性の割合は全体で約4割にまで達しており、大学によっては女性の比率が50%を超えるケースも見られるようになりました。これは、女性医師の需要の高まりや社会全体の価値観の変化が影響していると考えられます。


女子の合格率が高い大学の特徴

女性受験者の合格率が高い大学には、以下のような特徴があります:

  • 女性向けのサポート体制が整っている
    育児支援やキャリア継続支援が用意されている大学は、女性にとって安心感があります。
  • 女性医師の実績がある
    卒業後に多くの女性医師が活躍している大学では、ロールモデルとなる存在が多く、モチベーションの維持にもつながります。
  • 大学の入試制度が透明である
    過去の不正を踏まえ、合格率や入試情報をしっかり公開している大学が信頼を集めています。

女子におすすめの医学部大学一覧

以下の大学は、過去の入試結果や進学者の割合などから見て、女性にとって進学しやすい環境が整っているとされています。

私立大学

  • 東京女子医科大学
    世界的にも珍しく日本では唯一の女子医大として知られ、すべての入学者が女性。女性の医師育成に特化したカリキュラムと歴史があり、志望者にとって非常に魅力的です。ただし、学費は6年間で4600万円以上と高額であり、経済面の検討は必須です。
  • 聖マリアンナ医科大学
    女子の合格率が男子よりも顕著に高く、近年では2倍以上の合格率を記録したことも。女性医師を積極的に育成する姿勢が評価されています。
  • 川崎医科大学・兵庫医科大学・金沢医科大学
    いずれも女子の進学者比率が高く、女性に寄り添った教育体制が整っている大学です。ただしこの大学も学費が高いことに注意。

国公立大学

  • 金沢大学
    女子の合格者比率が50%を超える年もあり、女性受験者にとって合格しやすい大学の一つです。
  • 九州大学・長崎大学
    女性受験者の合格率が男子を上回ることもあり、地方国立大としても注目されています。

女子が医学部を選ぶ際のポイント

受験校選びにおいて、単に女子の合格率が高いという情報だけに頼るのは不十分です。以下の視点を持つことで、より納得のいく志望校選びができるでしょう。

  1. 学費と経済的負担の確認
    私立大学の場合、学費が高額になる傾向があります。6年間で数千万円が必要になる大学もあるため、奨学金制度や学費支援制度の有無もチェックしましょう。
  2. 合格実績の男女比率を確認
    大学公式サイトや資料で公開されている合格者の男女比率を調べることで、女性にとっての実績が把握できます。
  3. サポート体制やキャンパスの雰囲気
    実際にオープンキャンパスに参加し、大学の雰囲気や学生生活の実態を知ることも重要です。
  4. 卒業後の進路や女性医師の活躍状況
    卒業生の進路実績や医療現場での女性の活躍ぶりを参考に、将来像を具体的に描くことができます。

医学部における女性医師の役割とこれからの展望

女性医師の数は年々増えており、特に小児科や産婦人科などでは女性医師のニーズが高まっています。女性ならではの視点や共感力が医療現場で重宝され、患者との信頼関係構築にも寄与しています。

また、働き方改革の一環として、時短勤務やフレックス制度を導入する病院も増えており、出産や育児といったライフイベントを経験しながらでも、医師としてのキャリアを継続しやすくなっています。


まとめ:女子が医学部を目指すなら、情報収集と大学選びがカギ

医学部は男女を問わず難関ではありますが、女子受験者にとってもチャンスは確実に広がっています。過去の不正入試問題を経て、透明性や公平性が高まりつつある現在は、志望校選びの柔軟性も増しています。

合格率や男女比だけにとらわれず、自分の適性や将来のビジョンに合った大学を選ぶことが大切です。そして、受験準備の段階から、学費・サポート体制・進路実績といった総合的な観点で大学を比較検討していきましょう。

医師としての未来を描くあなたにとって、最適な選択ができることを願っています。


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