2024.04.22

少子化によって医学部受験は激化する

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医学部受験ブームの裏に潜む「超少子化」と「医学部全体の偏差値上昇」

医学部受験ブームが続く中、その背景には様々な要因がありますが、特に「超少子化」と「医学部全体の偏差値上昇」が注目されています。ここではこの2つの要因に焦点を当て、医学部受験ブームの裏にある構造的な変化について考察してみます。

1. 超少子化が医学部受験を可能にする

近年、日本では超少子化が深刻化しています。一人っ子が増える中、親や祖父母の期待や資本が一人の子供に集中する傾向があります。これが一般家庭の子供たちが医学部受験を可能にしています。親や祖父母の熱意とサポートが、私立医学部の学費という大きな壁を乗り越える手助けとなっています。医学部は安くても私立なら2000万はします。高ければ5000万近く、これがもし一家庭に子供が5人も6人もいたら払えますか?お兄ちゃんは医学部に入れてもらえたのに自分は何でダメなの?と下の子に聞かれてうまく諭せますか?かなり厳しいと思います。兄が私立医学部に行ったから弟は国公立の大学に受からなければ高卒で働いてもらうなんてことはできないでしょう。しかし今はそういった兄弟格差を気にする必要はなくなりました。何千万もかなり苦しい出費ですがそれがたった一人の子供であれば頑張れてしまう家族もいるのです。親だけではなく両祖父母のサポートまであれば孫の一人くらい高い医学部に入れることもできます。多くの家庭で、「かわいい孫が医師になるなら、何でもしてあげる」という声が聞かれるようになっています。つまり金銭的な理由で医学部に入れることを諦めるという家庭が減ったのです。今まで医学部受験はNGだったサラリーマン家庭も医学部受験に子を参戦させられるようになったのです。不景気が続く日本で医者という存在は安定した地位を築きお金を蓄えてきました。誰の目にも明らかな富の集中する場所に孫や子がいけるとなれば一人くらい頑張って何とかする家庭が増えたのです。

2. 医学部全体の偏差値上昇

医学部全体の偏差値も年々上昇しています。少子化と相反するこの現象が前述の内容を裏付けていると言えるでしょう。この現象は私立医大の御三家だけでなく、新設医学部にも波及しています。医学部受験はますます競争が激しくなっており、学生たちはそれに応じて努力を重ねています。

以上のように、超少子化と長引く日本の不景気が医学部受験ブームの背景にあると言えます。

 

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