2026年度 帝京大学医学部「三日間入試」を読み解く──合格可能性を広げる制度と「当たり日」
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帝京大学医学部の一般選抜が明日から開始。三日間連続で受験でき、その中の「最高得点」で合否が決まる独特な制度や、2026年度特有の入試日程変更が与える影響を解説します。
同じ大学を三日間受ける意味──「最高得点採用」の仕組み
帝京大学医学部の一般選抜は、1月22日(木)・23日(金)・24日(土)の三日間にわたって行われます。受験生は自分の都合に合わせて、1日のみ、あるいは2日間、3日間と連続して受験することを選択できる仕組みになっています。
合否判定に採用される得点のルール
帝京大学の公式入学試験要項によると、複数日受験した場合の判定方式は以下のように定められています。
「2日または3日受験した場合、試験日ごとの学科試験3科目の合計点が最も高い日を合否判定で採用する」
(出典:帝京大学 入学試験要項)
つまり、三回試験を受けても、その中の一番成績が良かった日のスコアだけが合否の判断材料になるということです。これは、一度の失敗が即座に不合格に直結しないという、受験生にとっては心理的な猶予が生まれやすい構造といえます。
確率論から見た複数回受験
この制度は、単純に「チャンスが増える」という以上に、実力を発揮できる確率を高める側面を持っています。体調や問題との相性、試験会場の雰囲気に慣れるプロセスを含め、三日間という期間を一つのセットとして捉えることで、どこか一日で「自分のピーク」を捉えられれば合格圏に届く可能性があるという仕組みです。なお、得点の標準化処理や日ごとの平均点調整の有無については公式な公表がないため、最新の要項を精査することが重要となります。
帝京の三日受験には「当たり日」と「外れ日」がある
「今日は当たり日だった」「昨日は難しすぎて外れ日だった」。試験日によって問題の難易度や合格ラインに差が生まれる現象を指しています。
なぜ日程間で難易度の差が生まれるのか
この現象の背景には、主に3つの要因が重なり合っていると分析されています。
- 出題の偶然性
大学側は全日程で難易度を均一に保とうと努めていますが、数学の計算量や英語のテーマ、理科の頻出分野の偏りなどはどうしても発生します。受験生一人ひとりの「得意・不得意」が、その日の問題と合致したとき、その人にとっての「当たり日」が出現することになります。
- 受験者層のコンディションと質の変化
初日は緊張で実力が出し切れない受験生が多い一方で、最終日は三連戦の疲労が蓄積しています。また、初日の手応えによって二日目以降の受験を棄権する層が出るなど、日ごとに受験者層の分布が微妙に変化することも、相対的な難易度に影響を与える一因と考えられています。
- 他大学との併願状況
これについては次節で詳しく述べますが、他大学の入試と重なることで、いわゆる「上位層」が分散し、結果として合格のハードルが変動するケースが見られます。
日程の重なりと2026年度の特殊な状況
過去のデータに基づくと、他の医学部入試と重なっている日は、受験者が分散するため、比較的「狙い目(易化)」になる傾向があるとされてきました。しかし、2026年度は例年とは異なる環境が整っています。
2026年度:東北医科薬科大学との重複
今年度の私立医学部入試日程を確認すると、帝京大学の1月22日・23日は、他の主要な私立医学部と一切重複していません。唯一、最終日の1月24日(土)だけが、東北医科薬科大学の一次試験と重なっています。
この重複により、東北地方や他大学を優先する受験生が最終日に分散する可能性があるため、従来の傾向通りであれば最終日の受験者層に変化が生じることも予測されます。
「1月入試」減少の影響
2026年度入試の大きな特徴は、文部科学省の指導(いわゆる2月1日ルール)により、多くの私立医学部が1月中の入試を縮小し、2月に移行したことです。
この結果、1月中に受験できる医学部は帝京大学や東北医科薬科大学などに限定されることとなりました。選択肢が少ない分、1月中に「合格」という安心材料を確保したい層が帝京大学に集中するという構造的なプレッシャーが生じている可能性も否定できません。
実際の現場では、帝京大学を志望する受験生の間でどのような動きが見られるのでしょうか。
ほとんどが三日間フル受験を選ぶ
帝京大学を第一志望、あるいは重要な併願校と考えている層の多くは、三日間すべてを受験するという行動パターンを取ることが一般的です。これは、前述した「最高得点採用」という制度を最大限に活かすための、合理的かつ客観的な判断に基づいています。
受験料割引制度の存在
経済的な負担についても、大学側は配慮を行っています。公式情報によれば、2日目以降の入学検定料が割引される制度があり、複数日受験のハードルを下げる要因となっています。と言っても結局は16万近い莫大な資金が必要になりますが…。
また、面接試験については「2日以上受験しても1回のみ」です。
まとめ
帝京大学医学部の三日間連続入試は非常にユニークながら悩ませる受験方式です。
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最高得点日が判定に採用されるため、複数回受験が合格率に寄与しやすい構造。
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問題との相性や他大学との重複(今年は1/24)により、難易度の変動が起こりうること。
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2026年度は1月入試の減少により、例年以上に志願者が集中する可能性があること。
これらの事実を整理すると、今年の帝京大学入試はこれまで以上に「1月の中での医学部受験の合格」としての重みが増しているでしょう。
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