2023.12.19

数学Ⅲを克服する方法:基礎からの再確認が重要!

数学Ⅲを克服する方法:基礎からの再確認が重要!

数学Ⅲが苦手だと感じる受験生の皆さんへ。率直な意見として、数Ⅲの理解が難しいのは、それまでの基礎部分の不足や抜けがあるためだと言えます。数Ⅲの難易度は、それまでの数Ⅰ・Ⅱ・A・Bの理解が必要とされることが多いです。

例えば、極限が理解できないと感じる人が数Ⅲで躓くことがありますが、数Ⅲには数列の極限と関数の極限の二つの単元があります。これらが分かれていることを知らずに学習していることがあるかもしれません。

数学は積み重ねの科目です。高校数学のピラミッドの頂点である数Ⅲに到達するには、それまでの基礎がしっかりと身についていることが重要です。ただテストを乗り切るだけの勉強では、数Ⅲには対応できません。

数Ⅲの克服方法

数Ⅲに苦手意識を克服するには、数Ⅰ・A・Ⅱ・Bの暗記に頼らず、しっかりと理解して学習することが必要です。近年の入試問題は難易度が高くなっており、暗記だけでは対応できないことが多くなっています。

数Ⅲは暗記量が少ないため、テキストに載っている問題が出やすいと言われることもあります。しかし、それは数Ⅰ・A・Ⅱ・Bの理解度に大きく依存します。ですから、「急がば回れ」を心がけつつ、関連する単元を復習することが大切です。

関連する単元を復習しよう

  • 数列の極限(Ⅲ)→ 数列(B)
  • 微積分(Ⅲ)→ 微積分(Ⅱ)
  • 2次曲線(Ⅲ)→ 図形と方程式(Ⅱ)
  • 複素数平面(Ⅲ)→ 複素数(Ⅱ)・三角関数(Ⅱ)・ベクトル(B)

特に数列の極限は数Ⅲの始まりとも言える重要な分野です。そのため、数列を徹底的に理解することが必要です。また、「Σ」や「漸化式」などの基本的な概念を説明できるかもチェックしてみましょう。これらの基本をしっかり押さえることが、数Ⅲへのスムーズな移行につながります。

数Ⅲが苦手な方は、基礎部分を再確認することが重要です。焦らずじっくりと基礎から学習を進め、数Ⅲに臨む準備をしていきましょう。

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