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杏林大学医学部の英語
杏林大学医学部の英語試験は、受験生にとって独特の特徴を持つ試験です。2021年度以降、大問は4つに分かれており、それぞれが異なるスキルを問う内容になっています。大問1は文法・語法の空所補充問題で、10問の出題があります。大問2は語句整序問題で5問、大問3は文の整序問題で5問が出題されます。最後に、大問4は長文読解で、2つの長文に対して合計10問の設問が出されます。この形式は2020年度以降に確立されたもので、以前とは異なるため、最新の傾向に対応する対策が必要です。
英語試験の時間は60分で、これは医学部入試としては短めの設定です。特に、問題が多岐にわたるため、時間管理が非常に重要です。解答形式は完全マークシート方式で、近年は記述式の問題は出題されていません。ただし、将来的に記述式が導入される可能性はゼロではないため、柔軟な対応が求められます。
大問4の長文読解問題に関しては、文挿入問題が新たに追加されるなど、問題の内容に変化が見られます。過去問演習を行う際には、この点に留意することが大切です。一方、大問1の空所補充問題については、2019年度以前と比較しても大きな変化は見られず、基本的な文法力を養うための練習素材として活用できます。
2020年度以降、設問数や英文の分量は減少したものの、試験の時間内に多様な問題に対応する必要があり、時間制限は依然として厳しいと言えます。長文問題では、医療系だけでなく他の分野からの出題も増えており、設問の難易度も高いため、文法問題を正確かつ迅速に解くことが求められます。これにより、長文問題に多くの時間を割けるようにすることが重要です。
杏林大学の英語試験では、文法や語彙の知識を問う問題と、文の整序や長文読解など、読解力を問う問題がバランスよく出題されます。したがって、語彙・文法・語法の基礎をしっかりと固めることが不可欠です。また、英文を迅速に読み、文章の流れを理解する力を養うことも必要です。
長文読解の対策
大問4の長文読解では、2つの文章に対して設問が出題されます。文章の内容は医学系に偏らず、他の分野の内容も含まれるため、幅広いテーマに対応できるようにしておくことが求められます。また、文整序問題や文挿入問題では、論理的な文章のつながりや、文相互の関係を理解する力が必要です。特に、文をつなぐ言葉や冠詞・代名詞などに注意を払いながら、文章の展開を客観的に把握する練習を行いましょう。会話文の設問も含まれるため、会話特有の表現に慣れておくことも重要です。
文法問題の対策
大問1の空所補充問題では、基本的な文法・語法・熟語の知識が問われます。標準的な文法参考書を仕上げれば対応可能ですが、初見の問題にも対応できるように、問題を解く際の着眼点や考え方を理解することが大切です。また、他の選択肢が誤答である理由を説明できるようにすることを目標にしましょう。語句整序問題については、基本的な構文の知識を問う内容が中心ですが、特に苦手な場合は、専用の問題集で練習すると効果的です。
時間配分がカギを握る
杏林大学の英語試験では、時間配分が非常に重要です。60分という限られた時間の中で、文法問題や語句整序問題を迅速に解き、長文問題に十分な時間を確保することが求められます。特に、大問4の長文読解では、速読と精読のバランスを取りながら、効率的に解答を進める必要があります。
まとめ
杏林大学医学部の英語試験は、多様な問題が出題されるため、幅広い知識と読解力が必要です。特に、文法や語法の基礎を固めることと、英文を迅速に読み解く力を養うことが合格への鍵となります。過去問を繰り返し解くことで、問題の傾向を把握し、時間内に効率よく解答できるように準備を進めましょう。