2024.02.06

東京医科大学入試対策‐英語編

東京医科大学入試対策‐英語編

東京医科大学医学部の2023年度の偏差値は68.7となっており、私立大学の医学部の中ではやや上位のレベルに位置しています。そのため、合格難易度は比較的高いと言えるでしょう。試験は60分で構成され、大問は5問あります。大問1がアクセント問題、大問2が文法問題、大問3が並び替え問題となっています。大問4と大問5は長文読解問題で、内容一致問題が中心です。

試験の概要

  • 試験時間:60分
  • 大問数:5問

大問ごとの特徴と対策

とにかく時間がない。速読力の求められる英語試験。

大問1:アクセント問題

アクセント問題は昔ながらの形式ですが、基本的な英語の勉強をしていれば解答可能です。特別な対策は必要ないため、過去問演習を通して要領よく解答できるようにしましょう。ここに時間をかけている暇はありません。

大問2:文法問題

文法問題が多く出題されるため、文法の知識が求められます。他の大学で文法問題の対策をしている受験生は特別な対策は不要ですが、無対策では差をつけられる可能性があるため、コンパクトな文法問題集を利用して対策を進めましょう。パッと出てこなければ見切りをつけて先に進みましょう。とにかく時間がありません。

大問3:並び替え問題

長文問題であり、空所補充と同義語選択が出題されます。選択肢が多いため、慣れていないと時間がかかる可能性があります。過去問演習を通して要領よく解答するスキルを身につけましょう。やや難解ですが4,5に時間を割かなければならないため解答形式になれて迅速に処理することが求められます。

大問4・5:長文読解問題

大問4は空所補充問題が中心で、大問5は内容一致問題が主体です。読解力向上が合否を左右するポイントとなります。速読能力の向上と、意味のかたまりごとに前から訳読み下すトレーニングが重要です。過去問演習を通して解答のスピードを向上させましょう。

解答形式と時間配分

東京医科大学の英語はとにかく時間配分がカギを握る試験となります。試験はマークシート形式で行われ、時間は60分と短いため、時間管理が重要です。大問1・2は7~8分、大問3は7~8分、つまり大問3まで15分程度で終わらせ、残りの45分を大問4・5に充てることが推奨されています。特に大問5の内容一致問題は選択肢の数が多いため、効率よく解答することが必要です。いかに早く前半部分の問題を処理できるかが攻略ポイントになるでしょう

具体的な攻略のポイント

読解問題へのアプローチ

読解問題の解答が合否を左右するため、速読能力の向上が必須です。句・節ごとにスラッシュを入れて前から訳読み下すトレーニングや、音読を通して前から読み下す習慣を身につけましょう。こういった基礎的なことこそ欠かせない試験になっていきます。漫然と読まず、意味のかたまりごとに内容を把握することがポイントです。

文法・語句整序への対策

大問2では文法問題が多めに出題されます。インプット系の問題集を利用して高い精度で解答できるようにしましょう。語句整序もしっかりと対策が必要です。英文の骨組みを意識して解答する手順を確立しましょう。

単語・イディオム・会話表現の対策

単語レベルは標準的ですが、医療系の単語が出題されることもあるため、受験用単語帳を活用して対策を進めましょう。会話表現については、特に神経質になる必要はありませんが、問題集を活用して慣れておくと良いでしょう。

東京医科大学の英語は読解力向上と効率的な解答スキルの向上がカギとなります。過去問演習を通して試験の傾向を把握し、各大問に対する対策を着実に進めましょう。時間配分も重要なポイントなので、模擬試験などで実践的にトレーニングした経験をいかに発揮できるかが勝負の別れ道になります。ここまで来たら自信を持って落ち着いて試験に臨みましょう。

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