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東京女子医科大学医学部の面接概要と対策
東京女子医科大学医学部では、一次試験合格者を対象に個人面接が実施され、推薦入試ではグループ討論が行われます。この面接は、学力だけでなく医師としての適性や人間性を重視しており、特に女性医師としての将来像や価値観が問われることが特徴です。この記事では、東京女子医科大学医学部の面接の概要、特徴、対策方法について詳しく説明します。
面接形式とスケジュール
個人面接(一般入試)
- 形式:受験生1人に対して面接官3人
- 時間:10〜15分程度
- 特徴:受験生と面接官の間に机を挟み、和やかな雰囲気の中で進行。圧迫面接になることはほとんどありませんが、時折、厳しい質問がされることもあります。
- 構成:個別の面接室が複数用意されており、面接官のうち1人は女性が担当します。
グループ討論(推薦入試)
- 形式:受験生6〜7人に対して面接官3人
- 時間:60分程度
- 特徴:与えられたテーマについてグループで討論し、リーダーシップや協調性、論理的思考を評価されます。
面接の特徴と内容
1. 医師としての適性を重視
東京女子医科大学の面接では、学力試験の成績だけでなく、医師としての適性が重視されます。面接官は、受験生の人間性や価値観、医師としての資質を見極めようとします。そのため、自己PRや志望動機を語る際には、医師としての使命感や人間性をしっかりとアピールすることが重要です。
2. 女性医師としての将来像に関する質問
日本で唯一の女子医大である東京女子医科大学では、女性医師としてのキャリアプランに関する質問が特徴的です。
具体的には、以下のような質問が想定されます:
- 「結婚や出産後も医師として働き続けたいですか?」
- 「育児と仕事をどのように両立しますか?」
- 「女性医師としての強みをどう活かしますか?」
これらの質問は、女性医師としてのキャリア観やライフプランを考えるきっかけにもなります。自分の価値観を明確にし、説得力のある回答を準備しておきましょう。
3. 建学の精神・理念に基づく質問
東京女子医科大学の面接では、「至誠と愛」 という建学の精神に基づく質問がされることが多いです。
具体例:
- 「至誠と愛を医師としてどう実践しますか?」
- 「大学創立者の吉岡彌生について知っていますか?」
面接を受ける前に、大学のホームページやパンフレットを確認し、建学の理念を理解しておくことが重要です。また、創立者に関する知識も持っておくと、面接での印象が良くなります。
東京女子医科大学は特に歴史の長い医学部ということもあり自校に関する知識や歴史について理解をしておく必要があります。
4. 最新の医療ニュースに関する質問
医療に対する関心を問うため、医療時事ニュースに関する質問がされることがあります。
例えば:
- 「最近の医療ニュースで気になった話題は何ですか?」
- 「医療ミスや高齢化社会についてどう思いますか?」
日頃から新聞やニュースをチェックし、自分の意見をまとめておきましょう。自分の考えを論理的に説明できるように練習しておくことが大切です。
ただしいくら話題になったとはいえ前学長についての質問を深堀されることはないでしょうからそこについて生徒側が知識をためる必要はないでしょう。
5. 志望理由や自己PRの深掘り
提出した志望理由書や自己評価書に基づいて質問されることが多いです。内容を暗記するのではなく、自分の言葉で説明できるようにしましょう。特に、「なぜ東京女子医科大学を志望するのか」 を明確に答えられるように、大学の教育方針や特色を理解しておくことが大切です。
面接対策のポイント
1. 建学の精神・理念の理解を深める
前述の通り東京女子医科大学の建学の精神 「至誠と愛」 を深く理解し、それを医師としてどう実践するかを自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。大学創立者の吉岡彌生に関する知識を持っておく必要があるでしょう。
2. 医師としての適性をアピール
学力だけでなく、医師としての使命感や人間性が問われるため、「医師としてどうありたいか」 を明確にしておくことが必要です。患者に寄り添う姿勢やチーム医療に対する意識を伝えると良いでしょう。
3. 女性医師としての将来像を考える
東京女子医科大学ならではの質問に備えて、「結婚・出産後のキャリアプラン」 や 「育児と仕事の両立」 について自分の考えをまとめておきましょう。女性医師としての強みや、困難を乗り越える覚悟を示すことが重要です。
4. 医療ニュースへの関心を持つ
面接で医療に対する関心が問われることがあるため、日頃から医療ニュースをチェックし、自分の意見を持つことが大切です。ニュースを理解するだけでなく、自分なりの見解を論理的に説明できるようにしておきましょう。
5. 実践的な面接練習を行う
東京女子医科大学の面接は、面接官3人と受験生1人の形式で行われます。本番と同じ形式で練習を行い、「10〜15分で的確に回答する練習」 をしておきましょう。また、「和やかな雰囲気の中でも緊張せずに話す」 ことが多いため比較的練習しやすい面接と言えます。
まとめ
東京女子医科大学医学部の面接は、学力だけでなく、「医師としての適性」 や 「女性医師としてのキャリア観」 を重視して評価されます。建学の精神を理解し、医療ニュースに関心を持ち、自分の言葉で志望動機を説明できるように準備を進めましょう。実践的な面接練習を通じて、どんな質問にも落ち着いて答えられる自信を身につけてください。また東京女子医大は昨今の人気低迷の影響を大きく受けています。コロナ以前は学費も平均的で女子医という唯一の特性上人気がありました。今は学費値上げに度重なる不祥事で人気が下がっています。人気が低い医学部は本来補欠繰上りが非常に多くなる傾向があり北里などはその傾向があります。しかし女子医は人気が下がりすぎたことにより女子医しか受からない層からの受験が多くなっています。学費が払えない、また苦労して払った学費が経営陣によって横領されていたということに対して反感を買い女子医だから受けたいという層がほとんどいなくなってしまいました。補欠は繰り上がって5~10人程度のため面接対策をしっかり行い正規での合格を目指しましょう。