【小論文・面接対策】東京慈恵会医科大学の二次試験の特徴と対策
一次試験と二次試験の得点構成
東京慈恵会医科大学の入試は一次試験が400点満点、対照的に二次試験は80点と、相対的に高い得点が割り振られています。このうち、面接試験が30点、小論文が25点、調査書が25点で構成されています。これらの評価は5段階方式で行われ、各試験において1段階ずつ良い評価を得れば、簡単に総合点を10点ほど伸ばすことができます。
小論文試験
小論文試験は課題文型であり、制限時間は90分、制限字数は1200~2400字です。特筆すべきは、他の大学と比べて非常に多い字数という点です。課題文を読み、自らテーマを設定し、1200~2400字の記述を行います。テーマは多岐にわたり、リーダーシップ、AI、経験と教育、医療保険、大学教育改革、留学事情、粘土作品と政治の関連性など様々です。
対策としては、高難易度な課題文に対応するために、医療用語や医療の現状に関する基礎的な知識を身につけることが必須です。予備校などで本格的な小論文対策を行うことがおすすめです。
面接試験
面接試験は個人面接であり、MMI方式(Multiple Mini Interviews)を採用しています。合計で7分×6回、様々な質問がされます。内容は志望理由や医師志望の理由、併願校、浪人生活での経験、苦手科目、部活動、最近読んだ本、医師への向き不向きなど多岐にわたります。この部分が個々の個性や考え方が評価される場であり、しっかりと自己分析を行い、自分の意見を明確に表現できるように心掛けましょう。
合格最低点と戦略
2021年度の正規合格者の合格最低点は50.5%であり、これを単純計算で480点中244点程度と言えます。一次試験が220点であると仮定すると、二次試験では80点中24点となります。したがって、面接や小論文の評価が1段階変われば、合否が大きく変動することが分かります。自己表現力や論理的な思考力を高め、面接や小論文で十分にアピールすることが合格への重要な鍵となります。
東京慈恵会医科大学の二次試験は高い点数が割り振られているため、しっかりとした準備を行い、自分の強みを存分にアピールすることが成功への道です。頑張ってください!
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