東京慈恵会医科大学の面接はどんな形式?受験生が知っておきたい特徴と内容
今日から3日間にわたり慈恵で二次試験が行われています。ただ本日は東邦の統一入試の一次、獨協医科大学の二次と重なるため明日以降にしている人が多いのではないでしょうか。(慈恵の二次はどうしてもNGな日を一日選択できるシステム)また昨年は初日に面接の内容がX(Twitter)で拡散されてしまうなど、まあまあな騒ぎになりました。そういう観点からも初日は敬遠されることが多くなります。
東京慈恵会医科大学の面接は、他の医学部とは少し異なる形式を採用しています。多い回数、個別面接試験とMMIについて理解しておきましょう。
7分間×6回という独特な面接形式
慈恵医大の面接は、2022年度から入試方法が変わり7分間の個人面接を6回繰り返すという特徴的なスタイルで実施されるようになりました。このうち1回は通常の個人面接、残りの5回はMMI(Multiple Mini Interview)と呼ばれる形式です。
通常の個人面接では、医学部を志望する理由や慈恵医大を選んだ理由、入学後にどんなことに取り組みたいか、卒業後の展望、自己PRといった内容が中心になります。これらは多くの医学部で聞かれる定番の質問ですが、慈恵医大の場合は面接回数が多いため、表面的な回答では物足りなさを感じさせてしまう可能性があります。
面接の詳細
個人面接
こちらはごく一般的です。医学部と大学志望理由、入学後の意気込みから将来の展望に加えて自己PRをする場となっています。慈恵を受けるレベルの頭の良い人なら言わずともわかると思いますが、一問一答形式では不十分。聞かれたことに関して論理的に、そして端的にわかりやすく伝えましょう。
MMI
MMIは、短時間で受験生の思考力と人間性を多角的に評価する面接方法です。慈恵医大では5回もMMI形式の面接があるため、この形式にしっかり慣れておくことが求められます。
5回もあるので出題されるテーマは本当に多岐にわたります。医学部の面接でよくある医療現場で直面しそうなジレンマを含む倫理的な問題、データや表を読み取って考察する課題、医療や社会に関する時事問題、とまあここまではよくある医学部のMMIですが、それ以外にもロールプレイ形式のコミュニケーション課題、さらには漫画のオチを考えろなどといった、独特で予想外の角度から質問が投げかけられることもあります。
7分という短い時間の中で、その場で考えをまとめて伝える力が試されるため、緊張する場面も多いかもしれません。
面接の雰囲気は部屋によって違う
面接の雰囲気については、部屋や面接官によってかなり差があるようです。優しく穏やかに接してくれる面接官もいれば、やや厳しめの質問を投げかけてくる面接官もいます。そのため、全体的に和やかな雰囲気とは言い切れない部分があります。人間ですし、雑談しに来ているわけではなく人間性を見定める試験なので、ある程度厳しいのは当然のことかと思います。
ある部屋では話しやすい空気だったから安心だ!と思っていたら次の部屋では緊張感が高まる、ということも珍しくありません。どんな雰囲気の部屋に当たっても、自分のペースを保つ心構えが大切になります。
調査書の内容も深く聞かれることがある
面接回数が多く、一回あたりの時間もしっかり確保されているため、提出した調査書の内容についても詳しく質問されることがあります。時間もあるため雰囲気でうやむやにできるような場面は少なく、活動の動機や得たもの、そこから考えたことなどを具体的に語れるようにしておくことが求められます。
部活動やボランティア、研究活動など、調査書に記載した内容については、表面的な説明だけでなく、自分なりの考えや学びを深く掘り下げておきましょう。
慈恵医大の面接で大切にされていること
慈恵医大の面接は、単なる知識の確認ではなく、受験生が医師としてどのような思考をするか、どんな価値観を持っているか、そして人とどう関わるかといった部分を丁寧に見ようとしています。
短時間で何度も異なる角度から質問を受けることで、受験生の本質的な部分が浮かび上がってくる仕組みになっているのです。慈恵医大の面接形式を理解しておくことで、受験当日の不安は少し和らぐはずです。
小論文の対策はこちら


