2026.02.21

東京慈恵会医科大学医学部の小論文対策:医学部屈指の難易度を誇る

東京慈恵会医科大学医学部の小論文対策:試験の特徴

東京慈恵会医科大学医学部の二次試験では、小論文が課されます。配点は25点と一見それほど高くないように思えるかもしれませんが、募集要項には「著しく小論文の評価が低い場合は不合格とする」という記載があり、実は合否を左右する重要な要素になっています。

小論文の出題形式と内容

慈恵医大の小論文は、課題文の要約(300字以内)と課題文に関する論述(1,200字以内) という二部構成です。要約では文章を正確に読み取る力が、論述では自分の考えを筋道立てて展開する力が試されます。

試験時間は90分で60分を過ぎて完成している場合は退出できるそうです。

試験日程が3日間に分かれているため、それぞれの日で異なるテーマが出題されます。過去には自分や他人、学校教育といった、医療に直接関わらないテーマも出題されており、その範囲は非常に幅広いのが特徴です。前年度の傾向から今年のテーマを予測することも難しく、どんなテーマにも対応できる柔軟な思考力が求められます。

慈恵医大は小論文を重視している

慈恵医大の教授陣は、近年学生が提出するレポート課題の質を憂慮しているという話があります。医師という職業は、患者さんやその家族への説明、他の医療スタッフとの情報共有、カルテの記載、学会での発表など、文章で正確に伝える場面が数多くあります。

そのため、慈恵医大では医師として高い文章構成能力を持った学生を求めているのです。小論文試験は、受験生がその素養を持っているかを見極める場になっています。

慈恵医大の小論文で試される能力とは

慈恵医大の小論文では、論理的思考力、文章構成力および表現力、第三者への説明能力 が総合的に評価されます。

論理的思考力とは、課題文の内容を深く理解し、そこから自分なりの考えを導き出す力です。構成力は、論理的な流れを作り、読み手に分かりやすく伝える組み立て方です。表現力は、適切な語彙や言い回しで自分の意見を的確に表現する力を指します。

そして特に重要なのが、医師としての説明力です。これは、複雑な内容を誰にでも理解できる形で伝える能力であり、将来患者さんに病状や治療方針を説明する際にも不可欠なものです。

1200字という文字数は非常に膨大です。しっかりとした対策ができていないと薄めたカルピスのような仕上がりになり弾き返されるでしょう。

合否に直結する小論文の重要性

冒頭で話した通り小論文の配点は25点ですが、著しく評価が低い場合は不合格になるという明確な基準があります。つまり、学科試験でどれだけ高得点を取っても、小論文の出来が悪ければ合格できない可能性があるということです。

逆に言えば、一次を突破した人は小論文でしっかりとした文章が書ければ、合格への大きなアドバンテージになります。慈恵医大が求める高い文章作成能力を持った人物像に合致していることを示す重要な機会とも言えるでしょう。

テーマの幅広さにどう向き合うか

医療倫理や医学的なテーマだけでなく、教育や人間関係、社会のあり方など、多様なテーマが出題される慈恵医大の小論文。この幅広さは、受験生にとって不安材料になるかもしれません。

しかし、これは逆に考えると、医学以外の分野にも関心を持ち、広い視野で物事を考えられる人材を求めているということです。日頃からさまざまな分野の本や新聞を読み、自分なりに考える習慣がある人にとっては、むしろ力を発揮しやすい環境とも言えます。直前に付け焼刃的な対策を医専で叩き込まれただけの人が合格をかっさらうのは難しい、皆に平等な試験です。

慈恵医大が見ている本質をとらえよう

慈恵医大の小論文は、知識の量よりも、考える深さと伝える力を重視しています。どんなテーマが出題されても、課題文をしっかり読み解き、自分の言葉で論理的に考えを展開できるかが鍵になります。

慈恵医大が求める医師像を理解しながら、自分らしい文章を書くことを心がけましょう。

※慈恵医大は小論文試験含む二次試験を非常に重視しています。年度によって細かな変更がよくあるため十分に要項を確認するようにしてください。

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