2026.02.14

東邦大学医学部の二次試験 対策 面接

東邦大学医学部の二次試験 対策 面接

東邦大学医学部の一次試験を突破された皆さん、まずはおめでとうございます。ここからが勝負の二次試験です。東邦大学の二次試験は小論文がなく、面接のみという特徴があります。「面接だけなら気楽かも」と思われるかもしれませんが、実は独特の形式が採用されており、しっかりとした準備が必要になります。

東邦大学医学部の面接は、MMI形式と呼ばれる個人面接と集団討論の二本立てで構成されています。MMIとは「Multiple Mini Interview」の略で、複数の短い面接を順番に受けていく方式です。具体的には、面接官が一人ずついる部屋を約3分ずつ、4つのブースを巡っていくという形になります。限られた時間の中で自分の考えをまとめて伝える力が求められるため、事前の準備がとても大切になってきます。

集団討論は受験生4人程度のグループで行われ、15分から20分程度の時間が設けられています。詩や写真、グラフなどが提示され、それについてグループ全員で話し合い、結論をまとめて発表するという流れです。ここでは自分の意見を持ちつつ、他の受験生の意見にも耳を傾ける姿勢が評価されます。

面接の配点は50点満点で、一次試験の得点と合算されて最終的な合否が決まります。募集要項には「基礎学力および面接の評価が著しく低い場合は、得点に関わらず不合格」と明記されていますので、面接対策を軽視することはできません。

MMI形式の面接では、さまざまな課題が出題されます。過去には「赤ちゃんを抱いた少女のイラストを見て、どのような会話をしているか考える」といった想像力を問う問題や、「ほとんど授業に出席していない友人にノートを貸すか」といった倫理的な判断を求める問題が出されています。また、「鯨やイルカが河川に迷い込む理由を推論し、それを調べるための実験方法を考える」といった科学的思考力を試す問題も見られます。

集団討論では、医療や社会問題に関するテーマが多く取り上げられています。「引きこもりの解決策を考える」「SNSと対面会話の違い」「共感力のある医師の患者は回復が早い理由」など、正解のないテーマについて話し合うことになります。ここで大切なのは、自分の意見を押し付けるのではなく、グループ全体で建設的な議論を進めていく姿勢です。

東邦大学医学部は「自然・生命・人間」という建学の精神を掲げており、「より良き臨床医」の育成を教育目標としています。面接でもこの理念に共感していることを示すことが大切です。アドミッションポリシーには、基礎学力と論理的思考力、コミュニケーション能力、社会的責任感、能動的な学修姿勢、国際性といった5つの資質が求められると明記されています。面接での回答は、これらの資質を意識しながら組み立てていくとよいでしょう。

MMI形式の面接では、3分という短い時間で考えをまとめる必要があるため、日頃から時事問題や医療倫理について自分なりの意見を持っておくことが役立ちます。また、知らないことを聞かれたときに「わかりません」と正直に答えることも大切です。実際に「知りません」と答え続けた受験生が合格したという事例もあるそうです。無理に知ったかぶりをするよりも、誠実な態度で臨むことが評価されるのでしょう。

集団討論では、司会役になる必要はありません。むしろ、他の受験生の意見を丁寧に聞き、それを踏まえて自分の考えを述べる姿勢が重視されます。意見が対立したときにも、相手の価値観を尊重しながら議論を深めていく姿勢が求められます。

東邦大学の二次試験は面接のみですが、その形式は他の大学とは一線を画しています。MMIと集団討論の両方に対応できるよう、幅広い準備をしておくことが合格への鍵となります。建学の精神やアドミッションポリシーをしっかりと理解し、自分の言葉で語れるように準備しておきましょう。限られた時間の中で自分の考えを伝える練習も重要です。

二次試験まで残された時間を有効に使って、自信を持って面接に臨めるよう準備を進めていってください。

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