2024.06.18

模試を活用し医学部受験で必要な改善点を見つけよう

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模試を活用し医学部受験で必要な改善点を見つけよう

模試の結果を活用する方法

模試の結果が返却されると、多くの受験生がまず志望校の合格判定や偏差値、順位を確認し、一喜一憂する場面をよく見かけます。しかし、模試で一番大切なことは結果を見ることではなくそこから改善点を見つけることです。本番の試験を突破するためには、何が必要かを知る材料にすることが重要です。

例えば、模試で英作文が全くできていなかったとしても、受験する大学に英作文が出題されないのであれば、大きな問題ではありません。逆に、偏差値が70を超えていたとしても、志望校で出題される文法がボロボロだった場合は、早急に対策する必要があります。そのため、模試の結果を純粋に自分の立ち位置を知るだけでなく、現状何がどれくらいできている必要があり、何ができていて何がたりないのかを確認する必要があります。

模試の受け方と頻度は?

どれくらいの頻度でどこの模試を受ければいいかわからない医学部受験生も多いでしょう。忙しい医学部受験ならではです。結論を言うと模試の頻度はおおよそ月に1回程度がおすすめです。勉強の成果が出るには早くてもおおよそ1か月はかかるため、この頻度が適切です。模試は自己分析のツールであり、自分の学力が伸びている方向に成長しているかを見極めるために、定期的に受けることが重要です。

受験間隔が狭すぎると、成果が出ているかどうかの判断ができず、逆に受験間隔が広すぎると、勉強の方向性が間違っていた場合に修正が遅れるため、効率的な勉強ができなくなります。

模試を受ける意味

模試を受ける意味は何度も言いますが自分の現状を知ることです。大学受験生全体の中での自分の位置、医学部志望者の中での自分の位置、さらに自分が目指す大学を志望する受験生達の中での自分の位置を知ることができます。また、合格可能性判定で一つ上の判定になるには何点必要なのか、科目ごとの自分の状況、どの分野を強化すべきかも分かります。これにより、志望校合格に向けての勉強の進め方を考えることができます。

試験慣れと時間配分の練習

模試を受けることで試験慣れもできます。例えば、試験の際の時間配分や、計算用紙の使い方、問題を解く順番、マーク式でのマークの仕方など、普段の勉強ではなかなか触れることができないことを模試で磨くことができます。とくに緊張感というものはいくら自分で自習しても得られるものではありません。いきなり試験会場にいって緊張してしまうことのないよう場慣れすべきなのです。

模試を受けない理由:言い訳

模試を受ければ1日つぶれるから模試を受けるより勉強を頑張りたいという理由で模試を避ける医学部受験生もいます。しかし普段の勉強ではできないことや自習では分からないことが模試では分かるため、模試を全く受けないというのは賛成できません。時々いい成績が取る自信がない、結果が悪いと親や先生に怒られるという受験生もいますが、模試の成績は入試の合否には全く関係ありません。そのため結果を見るのが怖いという気持ちがあっても模試を受けて合格点をとるための対策をすることが重要です。仮にその時点でいい結果でなくてもいいのです。本質を見失わない用にしましょう。

模試の結果を基にした学習計画

マーク模試や特定の受験者を対象とした模試では志望校の合格ラインから時期を逆算して各科目ごとに目標を決めましょう。さらに細かく大問ごとの目標点も決めておくとよいです。

時間配分

どれくらい時間をかけて解くかもシミュレーションしておきましょう。特に共通テスト模試は問題量が多いため、時間配分をしっかりと練習しておくことが重要です。全科目5~10分程度は残るように組み立て、見直しの時間を確保しましょう。

目標の点数・時間が決まったら練習を重ねましょう。特に時間設定は実際に解いてみてかかった時間と正答率から、「どこに時間をかけて点数をとるか」をしっかりと組み立てることが重要です。

模試後の自己分析と復習

模試後は「自己分析」と「復習」が重要です。自己採点を行い、共通テスト本番の自己採点と結果にズレがないかを確認しましょう。自己分析では、目標を達成するために何をすべきかをじっくり考察し、復習ではできなかった問題を確認し、解答に至るプロセスを確認、知識をしっかりと入れ直しましょう。

本番の雰囲気を体験

医学部模試は本番の試験と同じような形式で行われるため、模試を受けることで本番の雰囲気を体験することができます。これにより、本番の試験に対する不安を軽減することが可能です。また、模試を受けることで時間配分の練習もできます。

まとめ

模試は、自分の実力を知るための重要なツールです。結果を活用して、効率的な勉強計画を立て、志望校合格に向けて努力しましょう。模試の結果を恐れず、自己分析と復習を徹底することで、着実に実力を向上させることができます。

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