2024.01.07

比較的入りやすい国公立医学部の紹介

どうしても国公立医学部に入りたい場合

私立大学とは圧倒的に違う国公立医学部の学費。国公立であればなんと文系も理系も医学部も学費はすべて一律です。

私大を受ける人ならばそれがどれだけ大きな差になるかよくご存じでしょう。

車が数台買える、下手をすれば家が建つほどの差が付きます。

医学部合格を目指す多くの受験生が興味を持つ、国公立大学の医学部。

しかし、その難易度の高さから多くの受験生が悩むのが、どの大学を志望するかという点です。

今回は、国公立の医学部で入りやすい大学の特徴と注意点、そして比較的入りやすいとされる医学部を紹介します。

入りやすい医学部の特徴

1. 偏差値を見る

偏差値が低い大学は、合格のボーダーラインが低い傾向があります。これにより、苦手な科目であっても合格への可能性が高まります。科目別の得点バランスが不安な場合は、偏差値を参考に大学を選ぶことが一つの方法でしょう。しかし医学部は偏差値ベースで問題の難易度が変わるわけではありません。偏差値だけの判断は危険と言えるでしょう。自分の得意分野と出題内容が一致しているかをよくよく確認する必要があります。

2. 倍率を注視パターン

当然ですが倍率が低いと、受験生の数が少ないことを示します。また、倍率が低い場合、二段階選抜が行われないこともあります。これにより、共通テストと個別学力検査で合否が決まる可能性が高まります。しかしそのようなことはどの受験生も思いつくので倍率の揺り戻しが存在します。一年単位だけで倍率を見ずに複数年のデータを用意して入念に照らし合わせましょう。

3. 医学部特有の地域枠の存在が一定数あるか確認する

医者という職業の特性上どの地域にも医者というものが必要になります。結果として地方の大学には地域枠が設定されている場合があります。地域枠を持つ大学は、出身地や出身高校、卒業後の勤務地などの条件を満たせば受験できます。地域枠の倍率が低い場合もあるため、自分の経歴やキャリアプランに合った地域枠を確認することが重要です。ただしいくらその土地の水が合わなくても地域枠で入った以上はその土地で仕事をする必要があります。まったく知らない土地へ単身飛び込むリスクも多少あることはあるでしょう。

比較的入りやすい国公立医学部の紹介

今までの話を踏まえていくつか国公立大学を紹介します

高知大学

  • 偏差値65.5、2021年度入試倍率3.0倍
  • 苦手科目の対策と共通テスト5科目に重点を置いた対策が必要

福島県立医科大学

  • 偏差値62~65、一般枠45名+地域枠30名
  • 地域枠の条件を満たすことで有利な状況

大分大学

  • 2021年度入試倍率2.0倍、偏差値67.0
  • 共通テストと個別学力検査のバランス重視の対策が必要

筑波大学

  • 偏差値69.7、二段階選抜あり(倍率3.6倍→2.0倍)
  • 共通テスト得点重視で戦略を立てることが可能

札幌医科大学

  • 一般定員75名のうち55名が先進研修連携枠
  • 共通テストと個別学力検査のバランスで高い得点を目指す

注意点と対策

1. 隔年現象と穴場大学特有の現象

受験者数の変動により、倍率が大きく変動することがあります。過去のデータを確認し、戦略を立てることが重要です。「穴場」とされる医学部は人気が高く、倍率が急増することがあります。こういったブログで発信されているように厳しい医学部受験をいかにして乗り切るか皆知恵を働かせているのです。情報を参考にする際は、自分の能力を基に適した大学を選択しましょう。

2. 面接・小論文対策の徹底

二次試験の面接や小論文も重要な要素。ペーパーテストで高得点を叩き出してもこれらの対策が疎かになれば合格を掴みとれない取れないところが医学部受験最大限の難しさともいえます。プレメディスタでは直前期に各大学に合わせた面接・小論文対策を徹底して実施します。

医学部受験は合格が難しいですが、適切な対策を行うことで合格の可能性は高まります。自分に合った対策をしっかりと行い、目標の医学部合格を目指しましょう。

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