2024.02.08

私立医学部御三家 慶應義塾大学医学部 人気実力№1大学の試験から二次対策まで

私立医学部御三家 慶應義塾大学医学部 人気実力№1大学の対策

慶應義塾大学医学部の受験対策について解説します。この医学部の受験は非常に難易度が高く、合格者は限られています。

私立大学では全大学、全学科の中で№1の難易度を誇ります。その難しさ故、東大理三を受けるレベルの受験生ですら滑り止めにはなりません。また旧帝以外の一部の国公立大学よりも難易度は高く、合格は困難を極めるでしょう。国公立と異なり共通テストにおけるアドバンテージというものを作れない故に二次の一発勝負で高難易度の問題に立ち向かわなければならない難しさが存在します。

合格のためにはまず勉強のポイントを理解し、戦略的に対策を進めることが重要です。

受験概要

慶應義塾大学医学部の受験概要を確認しましょう。一般受験と附属高校推薦入学者を合わせて100名の定員がありうち30名程度が内部推薦者と言われています。1次試験では英語、数学、理科2科目(選択)、の4科目が出題されます。特に難しい点として、問題の傾向がはっきりせず、記述・論述問題が多いことが挙げられます。特徴がないことが特徴の一つとも言え、全受験分野のすべての問題を解ける訓練ができていなければ合格できない最難関大学となります。対策として、過去問をしっかりと分析し、深い思考力を養う必要があります。

英語対策

英語は試験時間90分、配点150点です。高い語彙力や構造解釈力が求められます。慶應義塾大学の英語は他の学部と比較して標準的ですが、医学部では特に解釈リファレンスが重要です。英作文も重要な要素であり、「書き手の主客を変えて書く」などの発想転換が求められます。時間配分に注意し、過去問演習を通じて対策を進めましょう。

数学対策

数学は試験時間100分、配点150点です。慶應医学部の数学は難易度が非常に高く、計算力や論証能力が求められます。過去問を解き、基礎からしっかりと理解した上で、応用問題に挑戦していくことが大切です。特に数学ⅢCからの出題が多いため、それに対する対策も怠らないようにしましょう。

化学・物理対策

化学と物理は試験時間120分、合わせて配点100点です。これらの科目も難易度が高く、論述問題や実験考察問題が出題されます。化学では有機・無機・理論が、物理では力学・電磁気・原子などが重要です。基本からしっかりと学習し、過去問を通じて問題解決能力を高めていくことが必要です。

生物対策

生物も試験時間120分、配点100点であり、記述・論述問題が主体です。基礎知識の暗記から始め、過去問演習を通じて考察力や読解力を向上させましょう。複雑な考察問題が課されるため、地道な作業が必要です。また、生物学を広く学ぶ姿勢が求められるため、科学雑誌や関連書籍を読むことも効果的です。生物選択は不利という話もありますがそんなことはありません。純粋に受験者の絶対数が少なく、教えられる講師も少ないため物化を選択する受験生が多くなっています。しかし医学の本質は生物ですから、生物をしっかり勉強しておけば入学してから大きなアドバンテージになることは間違いないでしょう。多くの医学生は大学でほぼ初めて生物に触れることになり、しかもそれが医学部受験をクリアしてきた者たちと競う難解な指導内容になるため入学後ここで躓くパターンも見受けられます。

まとめ

慶應義塾大学医学部の受験は高い難易度を要するため、計画的な対策が不可欠です。各科目ごとに基礎からしっかりと学習し、過去問を解くことで、試験の傾向をつかみ、高得点を目指しましょう。時間配分や戦略も大切にし、自己分析をしながら効果的な学習を進めていきましょう。

二次対策

また二次試験でも慶応義塾大学は高い難易度を誇り約半数は二次試験で不合格となります。再受験や多浪は通常の受験生よりも多い回数面接が実施されるなど現役生に比べると不寛容な方式が見受けられます。複数回の実施で1回目と2回目で言っていることが違えば当然不合格になります。事前に質問内容に記述が求められ、そことの相違性がないかなども確認されます。また国公立大学受験者に対しては慶応と国立大学両方受かった場合にはどちらに行くのかという踏み絵的質問もされます。慶応と答えなければ落ちるということはないでしょうが変に詰まったり、回答がしどろもどろになったりすると減点対象になりかねません。国立大学に行くならば学費が安く親に迷惑をかけないためそちらを選択します、など面接官をしっかり納得させられる内容を準備してください。嘘をつく必要はありませんが場当たり的な解答をしていると落ちます。

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