2023.12.27

聖マリアンナ医科大学の入試差別判決:大学入試と性別の課題

聖マリアンナ医科大学の入試差別判決:大学入試と性別の課題

みなさん、こんにちは。最近、大学入試における差別が問題視されています。今日、東京地方裁判所で行われた聖マリアンナ医科大学に関する判決について、お伝えします。

2015年度から2018年度の医学部入試で受験した4人の女性が、合否判定において性別で差別されたとして、聖マリアンナ医科大学に3300万円の損害賠償を求めました。東京地方裁判所は、「女子を差別する得点調整があった」と認定し、聖マリアンナ医科大学に285万円の支払いを命じました。

この問題は、東京医科大学の不正入試が明るみに出たことをきっかけに、文部科学省が医学部入試の調査を行ったことから始まりました。その結果、順天堂大学を含む数校が「性別や年齢での受験生差別」があったことが判明。文部科学省は聖マリアンナ医科大学でも差別があったと指摘しましたが、大学側は否定。

ただし、大学内で設置された第三者委員会の調査では、医学部入試での差別があったとの結論を出していました。報告によると、男女別の得点差が設けられており、性別による再採点で実際の得点との大きな差があったと報告されました。

そして今日の判決でも第三者委員会の報告を根拠に、「性別による得点調整があったことは明らか」とし、賠償金の支払いを命じました。

この判決について聖マリアンナ医科大学のコメントはまだ出ていませんが、大学入試における公平性と透明性は非常に重要です。差別があるかどうかの徹底的な検証が求められる時代。今回の判決を受け、他の大学も含めた大学入試のあり方が見直されることに期待したいですね。

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