2025.02.05

聖マリアンナ医科大学医学部の面接概要と対策

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聖マリアンナ医科大学医学部の面接概要と対策

聖マリアンナ医科大学医学部への入学を目指すには、学科試験に加えて面接対策が不可欠です。2次試験では、適性検査、小論文、面接が実施され、特に面接には150点もの高い配点が設けられています。これにより、面接が合否を左右する重要な要素となっているため、徹底した準備が求められます。また合計点数が同率の場合は面接点が高い方が優先して合格になることからも面接の重要度の高さが伺えます。本記事では、聖マリアンナ医科大学医学部の面接の特徴や概要、そして効果的な対策について詳しく解説します。


面接の概要と形式

聖マリアンナ医科大学の一般入試(前期)では、面接は個人形式で行われます。受験生1人に対して面接官3人が対応し、所要時間は15~30分程度です。机を挟んだ対面形式で進行し、中央に座る面接官が主に質問を担当し、両脇の面接官がその回答に対してさらに深掘りする形で展開されます。

面接官の内訳は、男性2名・女性1名の構成が多い傾向にありますが、3人とも男性の場合もあります。面接の雰囲気は比較的和やかである一方、回答内容に対して鋭く掘り下げる質問が多いため、表面的な答えでは通用しません。また、面接官によって雰囲気が大きく異なるのも特徴で、穏やかに進行する場合もあれば、圧迫感を感じさせる場合もあるため、臨機応変な対応力が求められます。


面接で問われる内容

1. 医学部志望理由・聖マリアンナ医科大学の志望理由
医師を志す理由や、なぜ聖マリアンナ医科大学を選んだのかについての質問が中心となります。これらは自己分析を深め、自分の言葉で具体的に説明できるように準備することが重要です。

2. 自己PRと人間性の確認
面接の最後に1分間程度の自己PRが求められることがあり、これにより受験生の個性や人間性を評価しています。また、アドミッションポリシーに関連する質問として、「集団行動での役割」「協調性」「誠実さ」などが問われることもあります。具体例を交え、自分の強みをアピールできるようにしておきましょう。

3. 深掘りされた質問
回答に対してさらなる質問を投げかけられるため、矛盾のない論理的な回答を求められます。特に、自己PRや志望理由に関連して、より具体的なエピソードや背景を掘り下げて聞かれることが多いため、様々な角度からの質問に対応できる準備が必要です。

4. 思考力や価値観を問う質問
「死とは何か」「意見が合わない人と仕事をする場合の対応」など、即興で答えることが難しい哲学的な質問が出ることがあります。これに対しては、自分の価値観を根拠を持って説明できるよう、日頃から考えをまとめておくことが大切です。


面接対策のポイント

1. 面接の練習とシミュレーション
面接の雰囲気が和やかな場合もあれば、圧迫的な場合もあるため、様々な状況を想定した練習が必要です。特に、回答に対して深掘りされた質問が来ることを想定し、あらゆるパターンを想定して準備しておくことが大切です。

2. アドミッションポリシーの理解
聖マリアンナ医科大学は「誠実で協調性に優れ、広い視野を有する人材」を求めています。このため、自己アピールやエピソードには、これらの要素を含めて話すことが有効です。さらに、単科大学であるという特徴を踏まえ、それに関連する質問にも対応できるように準備しておきましょう。

3. 自己分析の徹底
志望理由や自己PRの内容は、自己分析を深めて自分の言葉で語れるようにすることが必要です。面接官は回答の一貫性や説得力を重視しているため、内容に矛盾がないように注意しましょう。また、過去の経験や体験談を具体的に説明できるようにしておくことが重要です。

4. 想定外の質問への対応力
思考力や価値観を問う質問が出ることを想定し、普段から時事問題や社会問題に対して自分の意見を持つようにしておきましょう。根拠を持った論理的な説明をする練習をすることで、どのような質問にも落ち着いて対応することができます。

5. 面接の雰囲気
やや圧迫面接気味ではありますが特別対策が必要な程ではないでしょう。特に面接官によって当たりはずれがあり雰囲気が異なります。ネットに上がる意見で様々な様相があるのはそのためでしょう。


聖マリアンナ医科大学が求める人材像

聖マリアンナ医科大学医学部は、医学知識だけでなく人間性やコミュニケーション能力、そして協調性を重視しています。医師としての適性や人間性を判断するため、面接では受験生の価値観や考え方が問われます。これは、医師が様々な患者に対して公平に接し、適切な対応を取るための資質を見極めるためです。

また、同大学は単科大学であるため、医療に特化した教育環境を志望する受験生を求めています。そのため、単科大学ならではの強みや教育方針を理解し、それを踏まえた志望動機を語れることが重要です。


まとめ

聖マリアンナ医科大学医学部の面接は、学力試験の結果だけではなく、人間性や適性が重視されるため、徹底した対策が必要です。志望理由や自己PRを深掘りして質問されることが多く、即興での対応力も求められます。面接官の雰囲気に左右されず、自分の意見を論理的に伝える練習を積み重ねることで、合格の可能性を高めることができるでしょう。

聖マリアンナ医科大学が求める医師像を理解し、それに沿った自己PRや志望理由を明確にして面接に臨むことが、合格への鍵となります。

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