2026.02.27

聖マリアンナ医科大学 後期試験対策|各科目の傾向と特徴


聖マリアンナ医科大学 後期試験対策|各科目の傾向と特徴を徹底解説

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聖マリアンナ大は1971年に設立された日本唯一のカトリック系医科大学であり、キリスト教的人類愛を理念としています。今回のブログでは後期入試のある聖マリアンナ大について記載します。

大学の名前の由来にもなっている聖母マリア

後期試験は高倍率

聖マリアンナ医科大学の医学部後期試験は、私立医学部のなかでも屈指の狭き門として知られています。2025年度入試では志願者数1,606名に対し最終合格者はわずか10名、実質倍率は149倍に達しました。前年2024年度も145倍超と、近年は一貫して高い競争率が続いています。

募集人員は例年10名前後と少なく、一次試験(学科)・二次試験(小論文・面接)という二段階の選考を経て合格者が決まります。試験科目は英語(100点)・数学(100点)・理科2科目選択(各100点)の計400点満点。英語と数学には科目別の基準点が設けられており、どちらか一科目でも基準を下回ると不合格となる仕組みです。全科目でバランスよく得点することが前提となっています。


英語:記述式問題が合否の分かれ目

聖マリアンナ医科大学の英語では、配点がきわめて高い「記述式問題」をどれだけ得点できるかが合否の分かれ目となります。試験時間は90分で、大問3題(長文読解2題+会話文1題)という構成が続いています。

長文のテーマは医学・科学に関連する内容が中心ですが、語彙レベル自体は標準的です。設問では段落や文章全体の内容を日本語で説明させる記述問題が多く、近年は「100〜150字以内」の要約形式も出題されています。単純な下線部和訳ではなく、文章全体の論理の流れを捉えて簡潔にまとめる読解力と表現力が問われます。


数学:小問集合から証明問題まで、幅広い出題

数学では、小問集合が分野を問わず出題されるため、標準的な典型問題への幅広い対応力が問われます。特に最後の大問では、受験生が苦手とする「背理法・数学的帰納法・対偶」といった証明に関わるテーマが出題される傾向にあります。

大問は例年4題構成で、第1〜3問は答えのみを記入する形式、第4問は証明を含む記述式となっています。論理的に解答を組み立てる力が試される構成で、データの分析(統計的な資料読み取り)も継続して出題されている点が特徴的です。


化学:高分子化学と理論化学を中心に思考力を要する問題

聖マリアンナ医科大学の化学は、コロイドを含む高分子化学と骨のある理論化学を中心に、一部論述説明が含まれる内容です。かつての簡単な用語説明とは異なり、思考力を要する問題へと変化しています。

計算問題・論述問題・構造式の記述など、多彩な形式で出題されるのが特徴です。高分子分野は年度によって出題の有無に変化はあるものの、近年は復活傾向にあります。基本原理の正確な理解を土台に、それを応用する論理的思考が求められます。


生物:過去の傾向を踏まえた知識整理と考察・計算問題への応用

生物は全問記述式で、合格に必要な知識の整理と考察問題や計算問題への応用力が試されます。大問は例年3題構成で、論述・計算・描図といった多様な形式が混在しています。

出題範囲は「生物基礎・生物」全域にわたり、実験データや図表を読み取って自分の言葉で説明する力が重要です。単純な暗記にとどまらない、思考力と表現力を兼ね備えた解答が求められます。


物理:力学・電磁気・波動が頻出、原子核反応にも注意

物理では、年度によって若干の変化はありますが、力学・電磁気・波動の出題頻度が高い傾向にあります。小問集合もあることから、特定の得意分野だけに頼らず、苦手分野をなくした総合力が問われる試験です。

2021年度や2024年度には大問で原子核反応が出題されており、差がつきやすいテーマです。高校物理の全分野をひととおりカバーした上で、得点差が生まれやすいテーマにも目を向けることが、後期試験攻略のポイントになります。

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