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藤田医科大学医学部の面接概要と対策
藤田医科大学医学部を受験するにあたって、面接は避けて通れない重要な試験です。二次試験においては小論文がなく、面接のみが課されており、配点は100点と高めに設定されています。そのため、面接の出来が合否を左右する大きな要素となります。本記事では、藤田医科大学医学部の面接形式や特徴、対策について詳しく解説します。余談だが高須幹弥の卒業校である。
面接の形式と流れ
藤田医科大学医学部の面接は、大きく以下の2種類に分かれています。
- 個人面接
- MMI(マルチミニインタビュー)
1. 個人面接
- 形式:面接官2〜3人に対して受験生1人
- 時間:20分程度
- 特徴:アドミッションポリシーに関連した質問が毎年のように出題されるのが特徴です。「なぜ藤田医科大学を志望するのか」「医師を目指す理由は何か」などのオーソドックスな質問に加え、過去の経験について深掘りされることがあります。例えば、1つの経験談に対して2つの視点から質問されることもあるため、エピソードは複数用意しておくと良いでしょう。
2. MMI(マルチミニインタビュー)
- 形式:面接官1人に対して受験生1人
- 時間:10分程度×2回
- 特徴:MMIは、与えられたシチュエーションに対して自分の考えを述べる形式の面接です。紙に書かれたシナリオを黙読し、その内容について自分の意見を述べます。
- 例題の特徴:困難な状況下での判断や倫理観を問うようなシチュエーションが多く、自己の価値観や判断力が試されます。藤田医科大学のMMIは、質疑応答ではなくプレゼンテーション形式であるため、5分間という持ち時間をうまく使って話を組み立てることが求められます。
- 時間配分のポイント:自分の意見を述べるだけでなく、対立する意見についても触れることで、深みのある回答をすることができます。また、回答が終わった後には面接官から追加質問があるため、すべての時間を使い切る必要はありません。
面接の特徴と傾向
1. 和やかな雰囲気
藤田医科大学の面接は、終始和やかな雰囲気で進むことが多く、圧迫面接はほとんどありません。面接官は受験生に対してフレンドリーな対応を心がけており、緊張を和らげるための声かけが見られることもあります。
2. 高い面接配点とその重要性
面接の配点は100点と高く、2023年度の一般前期入試では、平均点が21.1点、最高点が35点、最低点が10点という結果が出ています。このことから、面接の出来が合否を大きく左右することが分かります。特にボーダーライン上にいる受験生にとっては、面接での点数が最終合格に大きく影響するため、徹底した準備が必要です。
3. MMIの特徴と対策
藤田医科大学のMMIは、最もオーソドックスな形式で行われます。プレゼンテーション形式で進行するため、自己の意見を論理的にまとめる力が求められます。また、シチュエーションに対して単なる感想ではなく、論理的な思考や問題解決能力を示すことが大切です。
面接対策とポイント
1. アドミッションポリシーの理解
藤田医科大学の個人面接では、アドミッションポリシーに関する質問が多く出題されます。そのため、大学の公式ホームページなどでアドミッションポリシーを確認し、それに沿った回答を用意しておきましょう。また、面接前に記入するアンケートにも「志望理由」や「過去の経験」についての質問があるため、具体的なエピソードを交えて回答できるようにしておくと良いです。
2. エピソードの準備
アドミッションポリシーに関連するエピソードを複数用意しておくことが重要です。1つの経験について2つの視点から質問されることもあるため、様々な角度から考えられるエピソードを用意しましょう。
3. 時事問題の把握
MMIのシチュエーション問題では、医療に関する時事問題が取り上げられることがあります。普段からニュースや新聞をチェックし、医療分野に関する知識を身につけておくことが重要です。
4. プレゼンテーション形式の練習
MMIはプレゼンテーション形式の面接です。自分の意見をまとめて話す練習をしておくことで、5分という限られた時間内に論理的かつ説得力のある発言ができるようになります。また、対立意見に対する理解を示すことで、客観性と論理性をアピールすることが可能です。
面接当日の注意点
1. 服装の指定
藤田医科大学の面接では、出身校が特定されないように制服の着用が禁止されています。シンプルなスーツを着用し、清潔感を意識しましょう。
2. 待ち時間の過ごし方
面接の前にアンケートを記入する時間が設けられています。このアンケート内容は面接の質問に直結するため、待ち時間の間に自分の考えを整理しておくと良いでしょう。
3. 落ち着いて答えること
MMIでは回答後に追加の質問が来ることがあるため、焦らずに考える時間を持つことが大切です。プレゼンテーション形式とはいえ、時間を使い切らなければならないわけではありません。
まとめ
藤田医科大学医学部の面接は、個人面接とMMI形式の2種類で構成されており、それぞれに異なる対策が求められます。個人面接ではアドミッションポリシーに基づいた質問が多く、エピソードの準備が必要です。一方、MMIではプレゼンテーション形式で論理的に考えをまとめる力が試されます。高い面接配点を攻略するためには、論理的な思考力と豊富なエピソードの準備が鍵となります。
万全の準備を整え、藤田医科大学医学部の面接を突破しましょう。